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酒とカラオケ | 上へ | |
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女性社会は知らないが,男性社会では依然として酒の席がコミュニケーションの場である。ビールの乾杯で始まり,ウイスキーを飲み,焼酎を飲み,肴を口に放り込み,誰彼お構いなく相手を見つけて口角泡を飛ばす。 約2時間ほど経つと,幹事役は顔を寄せ合って,所謂中締めの頃合いを相談し始める。幹事が立ち上がって宴会終了の言い訳を述べ,幹事の指名に応じて立ち上がった長老の音頭で,全員起立して中締めをして散会となる。 中締めをした後も,再び席に座り込んで飲み始める酔漢は,今は殆どいなくなった。お行儀が良くなったようだ。 中締めが終わると,義理は果たしたと云わんばかりにさっさと立ち去る者もいるが,何人かはグループごとに二次会へ向かう。道の両側に客引きの立ち並ぶ間を抜けて目的の店に入ると奥のソファにどっかりと座り,飲み直しの乾杯だ。少しの間をおいて,自信家が口火を切ってカラオケ大会が始まるが,流れるメロディはすべて昭和の歌ばかり。 一緒に酒を飲み,声を張り上げて歌うことによって,日頃は仕事のライバルであることも忘れて,みんな気分が良くなり肝胆相照らす仲となる。 先週,水戸支部の新年会がありました。 |