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シベリアあれこれ


『シベリア』とは
カステラと羊羹
外見と形状
いつから売られているのか?
全国に普及しているのか?
名前の由来
書 籍




  『シベリア』とは

 「シベリア」はカステラで羊羹を挟んだお菓子(ケーキともとれます)です。主にベーカリーで売られていますが、洋菓子屋や和菓子屋でも扱っているところがあります。

シベリア画像
これがシベリア

  カステラと羊羹

 カステラは、お店によってはスポンジケーキを思わせるものが使われていますが、ほとんどの場合がいわゆるカステラです。
 一方の羊羹は、煉り羊羹、水羊羮、あんこを固めたものなど、お店によってさまざまです。また、うぐいす、栗、いも、ゆずなどの羊羹を使ったものもあります。

  外見と形状

 多くのお店では、片面だけに焼き目のあるカステラで羊羹を挟んでいます。両面に焼き目のあるカステラ、どちらにも焼き目のないカステラを使っているお店もあります。
 また、羊羹を挟むときに、カステラの焼き目を外側にしているものと、焼き目を羊羹側にして外側は白い(黄色い)ものとがあります。

シベリア画像 シベリア画像
焼き目外側 焼き目羊羹側

 切った形は、三角形、台形、長方形のいずれかが多いです。珍しいものとして扇形があります。また、個別に切り分ける前の長いままのもの(シベリアデータベースではこれを「棹」と呼びます)もあります。

シベリア画像 シベリア画像
三角形 台 形
シベリア画像 シベリア画像
長方形 扇 形
シベリア画像

(比較のために、マッチ箱を一緒に写しました。)

  いつから売られているのか?

 シベリアが売られ始めたのは、明治時代の末期からとか、1918年(大正7年)のシベリア出兵の年からとか、大正時代の後半からとか、諸説あります。正確な時期は特定されていないようです。
 ただし、白木正光(編)「大東京うまいもの食べある記(昭和8年版)」のなかに、明治時代の末期から大正時代の初期にシベリアを食したとの記述があることから、遅くともこのころまでに売られていたことは確かだと考えられます。
 また、その当時にシベリアを売っていたのは、ベーカリーやミルクホール(牛乳、パン・ケーキ類を出す手軽な飲食店のこと)だったようです。

  全国に普及しているのか?

 シベリアは全国に普及しているのでしょうか?
 管理人の知るかぎりですが、書籍などでシベリアに関する記述をあたってみると、明治時代の末期から昭和時代の初期にかけての記述内容は、東京近郊でのことに偏っています。それらを信じるとすれば、このころは東京を中心に普及していたと考えられますが、確かなことはわかりません。
 現在の普及の状態ですが、これに関する記述には、いまのところお目にかかったことがありません。実地調査あるのみです。

  名前の由来

 シベリアという名前の由来は、以下に挙げるように諸説あります。

 ただし、上の「いつから売られているのか?」に記したように、明治時代の末期にはシベリアは売られていたと考えられますから、1918年(大正7年)のシベリア出兵にちなんだものとする説は、説得力に欠けると思われます。
 なお名前は、「シベリア」「シベリヤ」「シベリアケーキ」「シベリヤケーキ」など、お店によって微妙に異なります。

  書 籍

 シベリアに関する記述のある書籍を紹介します。上に記した売られ始めた時期や名前の由来については、これらの書籍を参考にまとめました。