1965〜66年田宮模型モデルカー・レーシング
キット付属カード、及び解説文紹介!!
「モデルカー・カード」(原文のまま紹介) 
 
「McLaren ELVA」(マクラーレン・エルバ) 
 ロータス30とローラ70の新しいライバル、マクラーレン・エルバはブルース・マクラーレンが乗ったプロトタイプを基本としたものです。アメリカのトラコ社でチューンアップしたオールズモビルの軽量鋳鉄V8エンヂン340馬力を操縦席と後輪軸の間に装備してシャーシーはシートメタルで補強した多数のチューブで組み合わせたスペースフレームで実用性が高い構造となっています。スペアホイルは流線型のウインドシールドの中に収められ、ウインドウスクリーンの前の大きな熱気抜きなどエルバ独特のスタイルを作り出しています。 
模型要目:全長164mm、全巾74mm、真鍮シャーシー・ボールベアリング使用・シャフトはステンレス製、後輪はスポンジタイヤ、真鍮製クラウンギヤ(ギヤ比 3対1) 使用モーター、FT−36又は36D 

「PRINCE GT R−380」(プリンスGT R−380) 
 プリンスR−380はプリンス自動車が作り上げたきわめて高度で本格的なGTプロトタイプです。昭和40年10月6日、谷田部の自動車高速試験場で速度記録に挑戦し6つの国内記録をうちたて、非公式ながら4つの国際記録を破るすばらしい成績を上げました。このすばらしい記録は日本はもとより世界各国に大きく報じられ日本の自動車工業が世界の人たちに驚異の目を持って認識されるにいたったのです。時速250キロ以上のスピードに挑むため、いくたびかの風洞実験の結果生まれたそのスタイルはまさにダイナミックの一語につきます。 
模型要目:全長163mm、全巾72mm、S.Sシャーシー・ボールベアリング使用・シャフトはステンレス製、後輪はスポンジタイヤ、真鍮製クラウンギヤ(ギヤ比 3対1) 使用モーター、FT−36又は36D 

  

 
「PORSCHE CARRERA 6」(ポルシェカレラ6) 
 ポルシェの技術を結集して造られたカレラ・シックスはポルシェ911の2リッター水平対抗空冷6気筒エンジンをベースにしてレース仕様にチューンアップを加えたもので、重量の軽減に役立つファイバーグラス製ボデーと空冷エンジンとあいまって最高速度280km/hの猛スピードが出ます。1966年5月1日グループ4にホモロゲートされてから各地のレースでめざましい活躍をみせ、6月のル・マン24時間レースでは2リッタークラスで優勝し圧倒的な強さを世界に示しました。 
模型要目:全長170mm・全巾76mm・スプリングサスペンション付きダイキャストシャーシー・サイドワインダータイプ(ギヤーレシオ3,5:1)・ステンレス製焼入れシャフト・後輪(スポンジ製)・前輪(硬質合成ゴムタイヤ)・マブチFT−36Dモーター使用 

「FERRARI 330P2」(フェラーリ330P2) 
 フェラーリ330P2は1965年初登場した4リッタープロトタイプです。ボディは一昨年、昨年の250/275/330Pのそれを更に改良発展させたものです。昨年の型よりボディ自体は更に低くなっており、冷却気の取り入れ口は一段と大きく、ロール・バーを兼ねた空気の整流板からはテールまでフィンがつながっています。ストレートでのマキシマムは軽く300km/hを超えるものすごいスピードをもっていますからフォーミュラ1を含めて、今日世界最強のレーシングマシーンといってもよいでしょう。 
模型要目:全長162mm、全巾72mm、真鍮シャーシー・ボールベアリング使用・シャフトはステンレス製、後輪はスポンジタイヤ、真鍮製クラウンギヤ(ギヤ比 3対1) 使用モーター、FT36又は36D 

  

 
「custum LORA T−70」(カスタム ローラT70) 
“ローラのスペルが間違っていることに注目してください!!LORAではなく、LOLAが正解です!!” 
 ローラT70は先に作られたローラGTやフォードGTから得た様々な経験をもとにして作られたスポーツ・カーです。車体重量の軽減とねじれに対する剛性を十分に考慮されたスチールと軽合金によるモノコック構造のシャーシーには、フォードの4.7リッター及び5.3リッターの他にトラコ社でチューンアップしたオールズモビルの5リッター、シボレーの5.9リッターなど様々のエンヂンを装備することが出来ます。フェンダーより低いウインドシールドと短くカットされたテール、ローラ独特のスタイルはその活躍と共にすばらしい人気のある車です。 
模型要目:全長171mm、全巾75mm、SSシャーシー、ボールベアリング使用、シャフトはステンレス製、後輪スポンジタイヤ、真鍮製クラウンギヤ(ギヤ比 3対1) 伸縮調整付きスイングアーム 

「LOTUS−30」(ロータス30) 
 ロータス30はインディアナポリスにおいてのロータス29の成功により生まれた新大型スポーツカーです。1965年1月のレーシングカー・ショーで発表されました。エンジンはフォードフェアレン用の4727cc V8を備えています。ボディは応用を受けないため安価に一体成形せれる強化ファイバーグラス製で寸法的制約が少ないため、この種のものとしては研究的なスタイルになっています。マキシマムは320km/hの高速土地をはうようなスタイルで走るロータス30はまさに圧感です。 
模型要目:全長130mm、全巾55mm、オールブラックシャーシー・前後シャフトはステンレス製、後輪はスポンジタイヤ使用、真鍮製クラウンギヤ(ギヤ比 3.7対1) 使用モーター FT16D又はFT16 

  

 
「FORD GT SPYDER」(フォードGTスパイダー) 
 1964年フォード社は純粋なコンペティションカー・フォードGTを発表しました。この車はあらゆる計算、あらゆる理論的裏付けを持ったレーシングカーで、車のすみずみまでくばられた技術とアイデアは世界のレース界を驚かせました。ル・マンのレースでは数々のトラブルのため優勝こそしていませんが、1965年のレースでは、時速340kmを出してル・マンのラップ・レコードを出しストレートでの抜群の速さを示しました。その後、シェルビー・アメリカンの手で実戦車用に改良をうけたフォードGTはデイトナ・コンチネンタルに優勝を飾りました。レースごとに強力になるフォードGTこそレーシングカーの王者フェラーリの最強のライバルです。 
模型要目:全長174mm、全巾74mm、ダイキャスト・シャーシー・後輪スポンジタイヤ・シャフト:ステンレス製・ガイドシュー:スイングタイプ・クラウンギヤ:真鍮製3.6対1・使用モーター:FT36又はFT36D 

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