|
“今井の流星号をレーサーに”
(本文直載)
君にだけそっと教える、流星号をレーサーに改造する方法!! *用意するもの ・シャーシにする0.6mm板金 巾1cm、長さ30cm ・32分の1スケールのホイールとタイヤー4個 ・ガイドシュー―1個 ・平網銅線ー2個 ・2ミリビスー6本 ・32分の1スケールシャフトー2本 ・クラウン・ギヤ―1個 *作り方 図を良く見ながら作れば、君の流星号が、サーキットをカッコよく走るよ! 流星号をぺンチやキリで、2のようにしてから、板金で3のシャーシーを作る。 モーターはFT−16を、組みこめるように、シャーシーのはばをきめる。そして針金でしっかりとしばること。タイヤやホイールは、今井のレーシングカー(32分の1)のをつかおう。 前輪と、後輪の間は63ミリにまた、前輪のタイヤとタイヤの間は34ミリ、後輪のタイヤとタイの間は39ミリにするよう、よく注意しよう。寸法がちがうと、タイヤがうまくまわらないよ。 この作りかたをおぼえれば、ほかのプラモも改造して、ドリーム(夢の)カーが、作れるようにる。 たとえば、サブマリン707なんかも、改造してごらん。かっこいいよ! 当時“流星号”は、今井科学株式会社で発売されており、スケール的には、32分の1スケール相当だったと思われます。最近(4〜5年前?!)再販されたのですが、私は買いそびれてしまいました。この記事内容は、今見てもほとんど小学生では製作不可能な方法が平然と書かれております(私の経験からいって器用な生徒でも中学3年から、高校生でなければ出来ないと思います)。特に、最後の“サブマリン707”をレーサーにすることは、まず潜水艦のスタイルからして不可能ですが、当時の私は、真剣に考えていたと記憶しております。しかし、いずれにしても“夢”を与えてくれた記事であったと思います。
(1965年頃の月刊「少年ブック」か、「少年」の特集記事より引用させていただきました)
|