モデルカー・レーシングブームに乗り遅れたマルサン商店は、次々とホームサーキットやモデルカー・キットを発売するのですが、いかんせん車種選定が悪かったように思われました。さらに、１／３２スケールを中心としたことや、値段設定が高すぎることが当時の購買層だった小中学生に受けなかった理由だと思われます。しかし、１／３２のポルシェ９０４ＧＴＳやフォードＧＴは、当時としては高価な１，８００円でありましたが、非常に速いモデルカーだったと記憶しています。搭載されていた“ジャイアント・モーター”を今見てみると、まるで“スケーレクストリック”に搭載されているモーターと同じに見えました。同じだったのでしょうか？
 
上のカタログは、めずらしいマルサン商店の「ＳＬＯＴ−Ｏ−ＲＡＣＩＮＧ」などと呼んでいたレーシング・セットであります。Ｏの意味は、鉄道模型のＯゲージからきているのではないかと想像できますが…。 |