THE ALL OF HOME CIRCUIT IN 1960'S 
 
 いちばん上が、「学研」のセットです。子供の科学などの教材を主としていた「学研」が突如、このモデルカー・レーシング業界に参入してきたのには正直いって驚きました。しかし、さすが学研らしくモデルカーのシャーシーには、“軽合金より軽いジュラコン製シャーシー”を使用し、軸受けには、“宇宙工学のために開発されたテフロン”を使うという科学技術を前面に出すことにより他社とは一線を引いておりました。付属には、1/32スケールのロータス30が2台色違いでついていました。 
(上の汚い字で書いてあるのは、私が小学校6年当時にノートに貼っていたものであります。田宮のスロットレーシングセットは憧れであったことがこのノートを見ても明らかでした。)
 コグレに関しては、先ほど記載しましたので省略させていただきます。 
 田宮模型は、モデルカー・キットと同じく白い丈夫な箱(これが当時の私や子供たちに何か高級感を与えていました)にフェラーリ330P2のイラストと8の字コースが描かれているだけのシンプルなデザインでしたが、それがなんとも魅惑的であったのを今でも覚えています。あ〜〜、本当にほしかったこのセット〜〜! 
また、田宮のセットは、他社よりやや値段が高く、コース全長も6mと長く他とは違うぞという心意気が大変よく出ていたホームサーキットでした。ちなみに、名称は、「スロット・レーシングセット」と本格的なものでした。 
 日本模型については、本当にお世話になりました。といいたいのが実感です。今でもコントローラーやパワーパックをストックしているという大変なメーカーです!(先日、電話で確認したところ1990年前後に出した再々販物のストックですが、あるそうです…、関心!!)