Apr. 1999


ver. 99.4.27

 ロジャー、死んじゃいましたね…。

 オハイオ州デイトンの自分のスタジオの前で兄貴のラリーに射殺されて、ラリーも数ブロック先に止まっていた車の中で頭をぶちぬいて自殺して。何が原因なのか、今のところさっぱりわからないけれど、例のハイスクールの件といい、オハイオ州に今悪魔がやってきているとしか思えない。

 ロジャーには過去何回か会ったことがある。ぼくが司会していたテレビ番組に出てもらったときは、取材場所にヴォイス・モジュレーター持参で熱心にいろいろと秘密を披露してくれたものだ。アメリカじゃ俺たちのようなファンキーなアーティストはなかなかテレビに出してもらえないんだ…とフラストレーションをぶちまけながら、とてもたくさん、画面に向かって熱いメッセージを送ってくれた。愛用の時計をぼくにくれたことも忘れられない思い出だ。

 毒のあるユーモアと、はったりのきいたエンターテインメント魂と、鉄壁のファンク・センスと、ブラック・ミュージックの伝統に対する熱い情熱と敬愛と。それらに貫かれたロジャーの音楽が、ぼくは大好きだった。トゥパックとドクター・ドレの共演ビデオにゲスト参加していた彼の不敵なたたずまいもかっこよかった。

 心から冥福を祈ります。




ver. 99.4.17

 ブライアン・ウィルソンの来日公演。バックをつとめるメンバーの詳細なリストが届いたので、書いておきます。

Brian Wilson (vo, key)
Joe Thomas (cho, p, organ)
Jeff Foskett (cho, g)
Todd Sucherman (dr)
Bob Lizik (b)
Paul Mertens (sax, fl)
Darian Sahanaja (cho, key, vibes)
Mike D'Amico (cho, g, perc)
Probyn Gregory (cho, g, tp, french horn)
Nick Walusko (cho, g)
Taylor Mills (cho)
Scott Bennett (cho)
 ダリアン以下、ワンダーミンツは4人全員参加。先月ここでお知らせしたポイ・ドッグ・ポンダリンからはポール・マーテンスだけでした。ポールも含めて、あとはわりと『イマジネーション』に参加しているミュージシャンが多いかな。ジョー・トーマス人脈+ジェフリー・フォスケット+ワンダーミンツってことだね。

 ブライアン以外に歌えるのが8人。期待は高まるばかりだなぁ。ワンダーミンツやジェフリー・フォスケットのマネージメント・サイドからもそれぞれの日本のレコード会社とかに“7月に行くぞ”的なインフォメーションが入っているそうだから。来るね、まず間違いなく。

 お待ちしてますっ、ブライアン!



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