Mar. 1998

ver. 98.3.30

 ここでレビューしてるヴァンダリアスのオフィシャル・ホームページ作ってるって人からメールが来ましたよ。バンドのスピリチュアル・アドヴァイザーだとか。よく見つけるね、こんな異国の個人ホームページを。

 で、ぜひヴァンダリアスのホームページにリンクを張ってくれって言うので、張ります(笑)。

ここだっ!


 リンクのページにも追加しておきましょう。



ver. 98.3.25

 宣伝でーすっ!

 以前からインフォメーションしていたミュージック・マガジン増刊“CDベスト100シリーズ”の最新刊『アメリカン・ルーツ・ロック』、ようやく出来上がりました。去年出した『シンガー・ソングライター』に続いて、ぼくが監修させてもらったCDガイドブックです。

 ボブ・ディラン、ザ・バーズ、フライング・ブリトー・ブラザーズから、ザ・バンド、リトル・フィート、オールマン・ブラザーズ・バンドを経て、ロング・ライダーズ、グリーン・オン・レッド、ロス・ロボス、そして90年代のウィルコ、サン・ヴォルトまで、アメリカン・ロックを楽しむための必携盤100枚をぼくがセレクト。名うての執筆陣にそれぞれ解説していただいてます。カントリー・ロック、スワンプ・ロック、サザン・ロック、テックス・メックスの雨アラレです。基本的にはCDで買える盤をメインに選んでますが、マイク・フィニガンとかボーダーラインとかアメイジング・リズム・エイセズとか、必殺の“乞CD化”盤もリストアップしました。

 記事のほうでは、グラム・パーソンズ、ザ・バンドを中心に据えたぼくのルーツ・ロック総論をはじめ、北中正和さんの南部主要都市めぐり、服部武さんのイギリスのルーツ・ロック・アーティスト集、宇田和弘さんの90年代オルタナティヴ・カントリー選、鈴木慶一さんらによる70年代の日本のロック喫茶をめぐる懐かし座談会などもあります。

 んなわけで、みなさん、ひとつ、よろしくお願いしますよ。ミュージック・マガジン社から1200円で出てます。面白いと思います。ここ数年、カントリー・ロック、カントリー・ロックと騒ぎ続けてきたぼくの思いの丈です(笑)。

 あと、もひとつ、さらなるインフォメーション。ここんとこ恒例になってきた徳武弘文さん主催によるエレキ・インスト・トリビュート・ライヴ。メル・テイラーへの追悼をテーマに据えたベンチャーズ・ナイトって形で盛り上がって来ましたが。前回のライヴにゲスト参加した大村憲司さんの発案によって、なんと、今度はヨーロッパ・インスト・ナイトが開かれることになりました。

 いつもは、日本を代表するギタリストやドラマーたちがアメリカのベンチャーズから受けた深い影響に感謝と愛情を表明するイベントって感じでしたが、今回の主役はイギリスのシャドウズやトーネイドーズ、北欧のスプートニクス、サウンズといった連中。哀愁のヨーロッパ・インストへの思いが溢れる一夜になりそうです。

 詳しくは、徳武弘文さんのホームページ内のライヴ・インフォメーションを参照してください。徳武さん率いるドクターKプロジェクトを基本バンドに、大村憲司CHAR高野寛といった必殺の名ギタリストはもちろん、ドラマーとして高橋ユキヒロ、そして、なんとっ、ヴォーカリストとして、甲斐よしひろを迎えるスペシャル・ナイト。ぼくも司会役として末席をけがさせていただきますよ。4月10日、東京・新宿日清パワーステーションです。

 つーわけで、宣伝2連発でしたっ。



ver. 98.3.21

 知らなかったんだけど。

 ブライアン・ウィルソンの新作ソロ・アルバムの音、WEB上にあったんだねーっ! 今年の1月8日、新作の共同プロデューサーのジョー・トーマスと一緒にシカゴでスティーヴ・ダールのラジオ番組に出たらしくて。そこで何曲か、新作からの曲のサワリをかけた、と。そのときのエアチェックがのっかってます。おなじみの petsounds.com にあるんだけど。行くのめんどくさい人のために、無断でリンクしちゃいますよ。怒られたらやめます。

 以下が新作の収録予定曲。うち、4曲をリアル・オーディオでサワリだけ聞けます。見りゃわかるけど、全11曲中2曲はビーチ・ボーイズ作品のリメイクだね。どんなふうになってるのかな。


  1. Your Imagination
  2. She Says That She Needs Me
  3. South American
  4. Where Has Love Been
  5. Keep An Eye On Summer
  6. Dream Angel
  7. Cry
  8. Let Him Run Wild
  9. Lay Down Burden
  10. Sunshine
  11. Happy Days Are Here Again

 関係者の話では『サンフラワー』以来の傑作だそうです。うーむ…。アルバム・タイトルは『イマジネーション』。ちなみに第一弾シングルは1曲目の「ユア・イマジネーション」だとか。いい曲なんだけど、「ラブ・アンド・マーシー」のパチモンみたいだな。まあ、本人がやってることだからねぇ(笑)。

 「ユア・イマジネーション」と「ドリーム・エンジェル」はジム・ペテリックとの共作。「サウス・アメリカン」はジミー・バフェットが歌詞を書いてるそうです。こっちがシングルって話もあるようで。どうなのかな。あとの新曲の共作者とかは今んとこぼくは知りません。「ハッピー・デイズ…」ってのは、なんか『スマイル』っぽい曲らしいっす。

 「レイ・ダウン・バーデン」が今んとこいちばん好きです。



ver. 98.3.15

 ようやく締め切り地獄も一段落。今月下旬に出る予定のCDベスト100シリーズ『アメリカン・ルーツ・ロック』の原稿書きも終わりましたよ。カントリー・ロック、サザン・ロック、スワンプ・ロックの名盤満載でお届けしますよ。お楽しみに。

 で、前回ちらっと書いたように、東芝EMIを通して、アメリカのキャピトルにカール・ウィルソン追悼アルバム制作の許諾をお願いしてた件は、キャピトルからダメを出されてボツ。でも、ブラザー/カリブ原盤のワールドワイドでのリイシュー、2時間のドキュメンタリー、それにともなう2枚組CD、および1枚ものCDなどのリリース予定があるってことで喜んでいたら。

 ブライアン・ウィルソン、問題の新作ソロ・アルバムの件、日本のレコード会社からも正式にインフォメーションがありました。アメリカでは4月28日にシングル、6月1日にアルバム、日本ではそれぞれ5月21日、6月24日だとか。ジャイアント・レーベルからのリリースになるらしい。しかし、日本のインフォには“あのブライアン・ウィルソン(元ビーチ・ボーイズ)が10年ぶりのソロ・アルバムを発表!”となっていて、なんだよ、『駄目な僕』は数に入れられてないのか、とノージも怒ってました。“元ビーチ・ボーイズ”って注釈を入れられちゃうところも情けない。かつてシュナップスのテレビCMに出たときのリンゴ・スターみたいだな。



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