Jan 1998

ver. 98.1.31

 相変わらず訃報相次ぐ昨今。

 でも、楽しみなニュースも飛び込んできた。春過ぎ、遅くとも夏前までにレヴォルーション・レコードなるところからリリースされると言われているブライアン・ウィルソンのソロ・アルバム! リリース時期が、わが日本で、やっぱりなかなかアルバムをリリースせず、先日ようやく高音できばってるごきげんなシングルを出した“あの人”が公言している新作アルバムのリリース時期とほぼ同じなのが、なにやら不吉ではありますが(笑)。

 ブライアンは現在シカゴに住んでいて、去年の夏以降、そこのホーム・スタジオですでに18曲を録音ずみだとか。おいおい。ほんとか。

 リンゴ・スターのアルバムにゲスト参加しているって噂もあるね。去年の暮れにはUAVエンターテインメントってところが出している子供のためのチャリティ・アルバム『クリスマス・スピリット』にも参加。やはりシカゴのおうちで録音した曲を1曲提供しているらしい。このアルバムではザ・ウィルソンズも2曲やっているのだとか。これ、通販でしか買えないみたいなんだけど。どなたか聞いた方、いらっしゃいますか? いたら教えてください。お願いします。



ver. 98.1.23

 なんだかさぁ。訃報ばっかりで。イヤになっちゃう。

 今度はカール・パーキンス。巨星、相次いで逝く、だね。悲しい。カール・バーキンスのすごさってやつはぼくの場合、ずいぶんと後追いで知ったものではあったけれど。エルヴィス・プレスリーやビートルズのカヴァーを通して出会った彼独特のコンパクトでソリッドなドライヴ感あふれるカントリー・ロックンロールは、やっぱり永遠だ。今世紀のポップ・シーンが生み出した大切な財産だと思う。心からご冥福を……。

 ところで、去年の暮れに監修させてもらった『シンガー・ソングライター』ってCDガイドブック、好評なようで。うれしいです。続いて、『アメリカン・ルーツ・ロック』と題する続編も監修します。カントリー・ロック、スワンプ・ロック、サザン・ロックをメインに、今、選盤してるところなんだけど。バーズ、バンド、フライング・ブリトーズから、トニー・ジョー・ホワイト、ジェリー・リード、そしてオールマン、リトル・フィートを経て、ロング・ライダーズ、グリーン・オン・レッド、やがてウィルコ、サン・ヴォルトに至る、まあ、そのテの連中のCDのおいしいところを100枚セレクト。選んでるだけで楽しくて。わくわく毎日を過ごしております(笑)。



ver. 98.1.18
 また悲しいニュース。ジュニア・ウェルズも死んじゃった……。かと思えば、スティーヴン・スティルスの息子がアルバムを出して。そのプロデュースをしているのが、これまたグリン・ジョンズの息子だとかで。確実にポップ・シーンは世代変わりしているんだなぁ、と遠い目になる冬の夜長だね。

 ところで、このページを置いているリムネットってキャッシュサーバーを導入していて。おかげで、更新直後はキャッシュが効いて更新前のファイルが表示されちゃうことがあります。そういうときはリロードしてね。ネットスケープならそれで新ファイルが表示されるはず。IEを使っている人はリロードしてもダメな場合があるけれど、そういうときはしばらくしてから、もいっかいアクセスしてやってください。

 キャッシュサーバーなぁ……。ありがた迷惑なような……。うーむ……。


ver. 98.1.10
 年明け早々、ソニー・ボノがスキー事故で亡くなるわ、カントリー界の大御所プロデューサー、オーウェン・ブラッドリーが亡くなるわ、ビーチ・ボーイズの初代プロデューサーとしてもおなじみのキャピトルのニック・ベネットが亡くなるわ……。

 なんだか淋しいですね。

 そういや、いきなり話題は変わりますが、赤井英和と鈴木紗理奈のラブシーン。怖かったですね。

 チャンネル変えてる途中で突然出くわしちゃったんだけど(笑)。紗理奈がちょっと前にドラマの番宣で「東京弁でがんばってますので」とか言ってたやつだよね、きっと。その番宣見たときから不安でした。東京弁は無理だろ、紗理奈には。めちゃイケ好きのハギワラとしては、紗理奈、わりかし応援してるんだけどなぁ。「アニキのことが好きなの」ってセリフとかさ、東京弁でやろうとしたら無声音だらけだもの。そのセリフを受ける赤井も赤井だし。

 TBS、捨て身のキャスティングだね。

 ところで、またノージの話なんですが。またまた佐野元春&ザ・ホーボー・キング・バンドの全国ツアーに同行して面白いことやろうとしてるみたいです。興味のある方は、ぜひこちらのページをのぞいて、参加してみてください。



ver. 98.1.4
 日本のテレビも年末年始は特番だらけですが。

 イギリスでもとんでもない特番が放送されたみたい。ジョージ・マーティンがホストをつとめる『The Rhythm of Life』という3夜連続のスペシャル。BBCで毎夜CMなしで40分、12月29日から31日までオンエアされたらしいんだけど。

 故ジョージ・ソルティ(クラシック界ではいまだにゲオルグ・ショルティと言われているようですが)とか、ビリー・ジョエルとか、ボビー・マクファーリンとか、スチュワート・コープランドとか、ディオンヌ・ワーウィックとか、バート・バカラックとか、ブライアン・メイとか、ビー・ジーズとか、そうそうたる顔ぶれにジョージ・マーティンがインタビューする番組。ポール・マッカートニーが「イエスタデイ」について語ったり、スティーヴィー・ワンダーが「リヴィング・イン・ザ・シティ」について語ったり…。

 でもって、ジョージ・マーティンはブライアン・ウィルソンにもインタビューしてるのだそうですよ。見たいっすーっ。情報によると、1997年の3月にマーク・リネットのスタジオにジョージ・マーティンとブライアンが行って収録された映像だとか。まずブライアンがピアノで「グッド・ヴァイブレーション」と「ゴッド・オンリー・ノウズ」を歌って。そのあと、「ゴッド・オンリー・ノウズ」のオリジナル8チャンネル・マルチを持ち出して、ジョージ・マーティンと二人で1チャンネルごとに音をチェックして。で、ブライアンが「すごいな、ジョージ。あなたはオリジナルより見事なミックスをするね。信じられない」とか言ったりしてるらしいっすーっ。見たいっすーっ。NHKのBSあたりが放映しないもんかね。

 まあ、日本ではそれは見れなかったものの、今回の年末年始は、ビデオでビーチ・ボーイズ漬け。以前、初ソロ・アルバムが出たときにアメリカで制作されたブライアンの特番とか、「ココモ」のヒットを受けて、やはりアメリカでオンエアされた何夜か連続のビーチ・ボーイズの特番とか。

 このビーチ・ボーイズの特番がよくてねぇ。たき火を囲んでメンバーみんなで昔話したり、生ギターで歌ったりするシーンが毎夜登場するんだけど。ブライアンとマイクのやりとりがすごくいいんだよなぁ。この二人って、訴訟も含めてあれこれ確執が伝えられているけれど、ジョン・レノンとポール・マッカートニーと同じで、なんだかんだ言っても結局は昔からすごく仲のいい友達どうしで。ガキのころから一緒にコースターズやエヴァリー・ブラザーズをハモってた仲間で。敵対しているように見えたところで、やっぱり底辺ではしっかりつながりあっているんだろうなと思う。そんな様子が伝わってきて、なんだかうれしくなる。

 そんなこんなで、ほぼ1週間、新譜など一切聞かず、ぼーっと過ごしたハギワラでした。なので、パーソナル・チャートも作れない状態です(笑)。明日あたりからレコード屋回りも再開できそうなので、本ホームページの本格更新はそのあとって感じかな。それだけじゃナンなので、別に情報性も薄く面白くないとは思うけど、この年末年始に聞いていたCD10枚のリストアップだけしてみました。こういうの聞きながらハギワラは呆けていたのでした。

 というわけで、順序が逆になりましたが、あけましておめでとう。今年も気楽にやっていきますので、よろしく。


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