What's New (October, 1997)



■1997年10月30日

 バート・バカラック来日記念更新です(笑)。

 なんかバカラックがやってくるのを知らない人もまだ多いみたいなので、特集というよりも告知って感じでページを作ってみました。ぜひチェックしてください。

 それから、アンケートへの回答、本当にありがとうございます。

 アンケートを設置してから1週間で500通以上の回答をいただきました。すっげえうれしいです。もうちょびっとの間、アンケートは実施してますから、まだ答えてない人、ぜひちょこっとだけお時間ください。抽選でお礼も差し上げるつもりです。ビーチ・ボーイズのライナー狙ってる人が多いんだけど(笑)、とりあえず抽選して、その人に合った贈り物をさせていただきます。よろしくね。

 で、いろいろと感想・要望などいただいて。デザインに関していちばん多かったのが、左っかわのメニューをフレームにしてくれ……ってやつでした。なので、一部フレームにしてみましたよ。30分くらいでちゃっちゃかちゃーとやっつけたので、もしかしたら動作不良とかあるかもしれません。何かあったら教えてね。でも、きっとフレームにしたらしたで、“フレームにしないほうがよかった”ってご意見も届くんだろうなぁ。ああ、むずかしい。

 レビュー・ページなどに対する要望としては、CD番号を載せてくれってのが今んとこいちばん多いかな。これねー、前から考えてて。けっこうむずかしいんですよ。てのは、ぼくは基本的に自分で買ったCDだけをこのページでのレビューの対象にしていて。だいたい輸入盤で買っちゃうわけです。なので、それをもとに番号を添えちゃうと、日本盤が出ているものなのに輸入盤の番号が載っていたりすることになっちゃって。かといって日本盤の番号を調べるのもめんどくさいし(笑)。

 ぼくも趣味でやってるページなので、その辺のところは大目に見てやってください。

 あと、邦楽をもっと取り上げてほしいってご意見も多いです。邦楽のCDって、めったに買わないもんで、なかなか取り上げる機会がないんだけど。これは善処しますね。



■1997年10月23日

 おいおい、あむろ……と思いつつも、特に今回は情報の更新はないんですが。

 ちょっと前にもここで書いたように、本ホームページも立ち上げてから間もなく2年。日々、本当にたくさんの人にいらしていただいて、実にうれしい毎日です。普段ぼくが関わっているような、雑誌とかラジオとか、そういった既存のメディアとはどこかひと味違う存在としてのホームページ。すげえ楽しみながら作っているわけですが。ただ、どんな人たちが来てくださっているのかとか、このページが役に立ってるのかとか、いろいろ具体的に知りたいなと思いまして。

特設アンケートページ


を作りました(笑)。とはいえ、せっかくCGIプログラム作ったのに、リムネットで動かしてみたらうまくいかなかったもんで、ノージの DaDooRonRon.com に間借りしてのアンケート実施です。よかったら……つーか、ぜひアンケートに答えてやってください。簡単なやつですから。

 答えてくださった方の中から抽選で何名かに何か差し上げようかと思ってます(ぜんぜん具体的じゃない)。何がいいですかね。ビーチ・ボーイズの最新ライナー一式とか(笑)。でも、そんなもん欲しくない人もいるだろうしなぁ。当たった方に合わせて何か考えます。すんません。

 アンケートプログラムがうまく動かないようだったら、報せてください。よろしく。別に何が何でもそのアンケート・ページから答えなくちゃいけないってこともないです。うまくいかなかった方はあそこに掲載されている質問に対する答えをフツーにメールに書いて送ってくださってもうれしいです。

追記

 えっとですね。アンケートの中に“もしこのホームページが有料化されたら……”って質問があるせいか、「げっ、ここお金かかるようになるの?」とか「有料化に向けてのマーケティングですか?」とか、そのテの反応をさっそくメールでたくさんいただいちゃってるんですが(笑)。そういうことぢゃないですから。深読みなさらなくていいです。ここに掲載しているぼくの身勝手な情報の価値を一般的な尺度に置き換えるとどのくらいになるものなのか、そいつを知るための目安としてとりあえずお金というわかりやすい例を持ち出しただけです。あしからず。


■1997年10月19日

 今晩っつーか、正確には昨夜だけど。佐野元春のインターネット・ライヴを見ました。前日、10月17日のライヴには足を運んで実際のステージを味わっていたのだけれど、けっこうインターネット上でも楽しめるね。前回の佐野元春の武道館公演もインターネットで見ていて。あのときは何秒かおきの静止画像と音の中継だったのが、今回はリアルビデオを使っての動画生中継。ぼくは56Kダイアルアップ接続なんだけど、そんな環境でもそこそこの画質・音質で見ることができた。やー、えらい時代になりましたねー。

 もちろん、生で体験するライヴにはかなわない。いくらリアルビデオが良くなったとはいえ、やっぱり画像はそれなりにカクカクしちゃうし、実際、今回も途中で「ファイル・ノット・ファウンド」系のエラーも出たし。臨場感ってのはかなりのパーセンテージで失われてしまうし。でも、それにしたって見事だ。今や電話回線ごときを通じて、これほどのコミュニケーションが達成できちゃうんだもんね。

 演奏自体は、ぼくが行った17日より、だんぜんインターネット中継された18日のほうが良かったみたい。これで来年の1月まで、佐野元春&ザ・ホーボー・キング・バンドとしての活動はないわけで。メンバーたちも盛り上がっていたんだろう。アンコールの「僕は大人になった」でのソロ回しもすごかった。特に佐橋コロちゃんのギター・ソロのとき、彼がちょっとスケールアウトしたような、ジャジーなフレーズを弾き始めて、それに井上トミーが呼応して4ビートのベース・ラインを仕掛けて、ドラムの小田原豊がいきなりジャズ・ビートを刻みだしたときとか、うひゃーって感じでディスプレイの前でガッツ・ポーズしちゃいましたよ(笑)。

 あー、面白かった。



■1997年10月17日

 しかし、まあ、ノージのページの速報とか、各ナイアガラーさんたちのページでも話題ですが。大滝詠一師匠、十数年ぶりの新曲、できましたねー。「幸せな結末」ってタイトルからしてすごいですねー。

 いい曲だなぁ、と心からうれしく思ってます。後半、転調したあとの展開がすっごく泣けます。時流とか、トレンドとか、そういうのとまるで関わりのないところで産み落とされた一曲って感じだから、ある意味では“チョー久々の新曲”ってこと以外のインパクトはないわけだけど。はじめて聞いた瞬間から、もうすでにそこにずっと存在していたかのような、しかもいい曲を作ることって、実はポップ・ミュージックの世界でいちばんむずかしいことかもしれない。本当に素敵な曲だと思います。

 しかし、なんだね。大滝さんのがキムタク・松によるCXのドラマの主題歌で。同じくCXのクサナギ・朝香のドラマの主題歌がユーミンで。これがなんとなくカスタネットからりんっ!みたいな、簡易版ナイアガラ・サウンドで。あと、よく知らないんだけど、葉月のドラマには達郎さんの「クリスマス・イヴ」が流れてるみたいだったし。おやおやっ……って感じの昨今ですなぁ。ドラマは見ないけどね、俺。全部情報は「めざましテレビ」のぐりぐり芸能チェックからのものです。だから、CXのことしかわかんないっす(笑)。

 八木さんは、やっぱり軽部のこと嫌いなのかなぁ。



■1997年10月9日

 ホームページを改造するときにデザイン優先で欧文ページを随所に作ったりしたものの、まだブラウザ……特にネットスケープが文字コード指定を正確に読みとってくれないようなので、「ちっ」と舌打ちしつつ、とりあえず断腸の思いで欧文指定をはずしました(笑)。突然、文字化けしちゃうんだもん。文字コードを日本語にしていても、文中で欧文フォントを指定したときにはちゃんと欧文フォントで表示してほしいのになぁ。日本におけるネットスケープ最大の弱点だと思う。

 これじゃスタイルシートも宝の持ち腐れだ。HTML書かない人にはわけのわかんない話だと思うけど。だいたいネットスケープ4のスタイルシート機能は、文字コードが欧文のときしかまともに動かない。“font family”で日本語フォントを指定したとたんにスタイルシート自体が機能しなくなるんだから。なんとかしてくれ、ネットスケープ・ジャパン。インターネット・エクスプローラはちゃんとできてるぞ。

 なわけで、ぼくのページは今やインターネット・エクスプローラのバージョン3あるいは4で見たときにかっこよくなるようなデザインってことになっちゃいました。ゲイツ嫌いの方々、申し訳ありませんです。

 ところで、先日、講談社のチェックメイトって雑誌でぼくの担当編集者やってくれてる松田ってやつが結婚しました。あ、女性です。サザン・オールスターズのドラムの松田くんの妹で。結婚相手はスペイン人のミゲールくん。マック使ってデザインとかやってるそうです。むちゃ年下の旦那なんだけど、トシは言わない(笑)。

 で、この松田(妹)ってやつがとんでもなく人脈の広い女で。パーティじゃ敷島関が相撲甚句をかますわ、十数年来、いや数十年来の遊び仲間だというガロのボーカルさんと猫の常富さんが昔一緒に作ったというあおい輝彦の「あなただけを」を歌うわ、シャネルズつーかラッツのベース・ボーカルの佐藤さんが「街角トワイライト」の“ボン・ボ・ボ・ボ・ボ・ボ・ボ”を披露するわ、松田(兄)が「松田の子守歌」をアカペラで歌うわ、山田五郎センセーがフランシスコ・ザビエルの昔からのスペインとの友好を説くわ、ミュートビートの小玉さんが祝辞を述べるわ、司会はナンシー関だわ。でもって、花嫁は慣れない着物姿でぐでぐでに酔っぱらって、花婿にスペイン語で何やらまくしたててるわ……。

 ぼくもギター弾かされましたが。むちゃくちゃでした。でも、めでたい席ってのは楽しいやね。末永いお幸せを祈っております。



■1997年10月4日

 今年の暮れになると、ホームページを始めて2年ってことになるんだけど。考えてみたら、ここ1年か1年半か、最初に決めたデザイン/フォーマットのまんまだったのですよ。ものぐさにもほどがあるね。なもんで、気分転換にちょこっとデザインを変えてみました。時間があまりなかったので、テキトーです(笑)。昔のコンテンツは、みんなそのまま。メニューっぽいところだけ、ちょびっといじりました。

 でね。今、ぼくのPC環境には、もはや Internet Explorer も Netscape も、ver.4 しか入ってないわけです。だから、ついに出た IE のバージョン4正式版と、Netscape Communicator のバージョン4.03とでしか確認してません。完全にその2つのブラウザに合わせてモディファイしちゃいました。やなサイトだね。もしかして以前のバージョンで見ると不具合が出るかも。フォント指定とか、けっこうご無体なこともしてますから。何かやばいことがあったらぜひご一報ください。

 ところで、エクスプローラの新版、評判のほうはどうなんでしょう。ぼくは大方の部分で気に入ってるんだけど。ただ、ひとつ。 Internet Explorer 上からブラウズしている画面をアクロバットに落とそうと思って印刷を実行すると、以降、CPUが100パーセント稼働状態のままになっちゃうんだよなぁ。なんだ、こりゃ。Netscape のほうでは問題ないのに。

 同じような症状に陥って解決なさった方、いらっしゃったらぜひご一報ください。ハギワラに愛の手を!



■1997年10月2日

 番組改編のワイド特番ばっかで、近ごろは面白くないっすーっ。

 それにしても、ぼくはテレビが好きだ。まあ、通常のゴールデン・タイムはほとんど仕事しているか、せいぜい見るとしても野球くらいのものなので、あまりハヤリのドラマとか、メジャーな歌番組とかのことはよくわからないんだけれど。起き抜けに見る昼のワイド・ショーと、仕事の合間にぼんやり眺める深夜のゴミタメみたいな番組と、寝る前に見る「めざましテレビ」と……。

 好きだなぁ。

 仕事の時間とバッティングするからだけじゃなくて、なんだかゴールデン・タイムの番組って、偉そうで面白くない。ああいうの作ってる人たちって、テレビが偉いもんだと思ってるんじゃないの? 何様のつもりなんだろうか。なんだかできあがっちゃってる感じ。ニュースもやたらショーアップされてるし、バラエティも無駄にゴージャスだし。ダウンタウンの番組くらいかなぁ、ぼくの個人的好みに近いのは。

 だったら、CSとか見るよ。でなきゃ、ゲリラ的でお下劣でチープなはきだめ感覚がいまだ厳然と生き残っている深夜番組ね。あっちのほうがずっと楽しい。ロンブーのガサ入れとか、むちゃくちゃ乱暴なロケやってる TOKIO HEADS とか、吉田拓郎が女性ゲストを前に鼻の下のばしてるトーク番組とか、新メンバー2人誕生したミニスカポリスとか(笑)。

 冒冒グラフ、復活しないかなぁ。

 何書いてるのかよくわからなくなっちゃったぞ。とにかく、文句を言いつつもテレビから離れて暮らせないワタシである、と。そういうことです。CX月曜9時のドラマ主題歌はどうなるんでしょうね。トラックダウンが行なわれたって噂は耳にしたけど。どきどき。

 さあ、そうこうしているうちに、もうすぐ「めざまし」が始まる時間です。八木さんのニュー髪型は不評です。オレ的にはね。

 つーわけで、今回はピック・オブ・ザ・ウィークのみの更新です。ほんとはチャートのページを更新したいっすよ。今回ピック・オブ・ザ・ウィークで取り上げたレイ・チャールズ以外にも最近面白い再発がたくさんあって。またまたお古いアメリカン・ポップスにぐぐっときているハギワラです。スミソニアン・フォークウェイズから出たアメリカン・フォーク音楽の集大成CD3枚組とか、ダスティ・スプリングフィールドの3枚組ボックスとか、ジャクソン・ブラウンのベストとか、カーティス・ブロウが編纂したライノ製のオールドスクール・ラップのコンピレーション3枚とか。

 中でも、聞きまくっているのがボニー・ブラムレットが76年にリリースした『レディーズ・チョイス』の再発盤。アレサ・フランクリンから、サム&デイヴから、サム・クックから、ハンク・バラードから、ジェリー・バトラーから、ジミー・リードから、スモーキー・ロビンソンから、ボブ・ディランから……もう、好きな曲を歌いまくった1枚で。オールマン・ブラザーズ・バンドの面々をはじめ、ジョニー・サンドリン、トミー・タルトン、バリー・ベケット、マッスル・ショールズ・ホーン・セクションなどががっちりバックアップ。ゲスト・ヴォーカリストとして参加しているミッキー・トーマス、ジミー・ホール、ボビー・ホイットロック、グレッグ・オールマン、そしてそしてドビー・グレイも素晴らしい。特にグレッグ・オールマンとデュエットした「トゥー・ステップス・フロム・ザ・ブルーズ」は絶品ですわ。

 今、チャートのページを更新したらきっとこいつが1位でしょう。近々更新しましょう。わかんないけど。意欲だけはあります。んなわけで。