すっげーむずかしかったよぉ……。
みなさん、参加なさいましたでしょうか。RMAT。「Rhino Musical Aptitude Test」の略なんだけど。再発CDに関しては右に出る者なしの米ライノ・レコードが、現地時間で4月27日の正午、ロサンゼルスとニューヨークのタワー・レコードで催した音楽トリヴィア大会。1997年度、究極の音楽オタク(1997's Ultimate Music Geek)を決定するビッグ・イベントだった。
で、これ、インターネットでも参加できたわけです。なもんで、自信はなかったんだけど、縁起物ってことで参加してみました。日本時間だと4月28日の朝っぱら4時。まずはライノのホームページにアクセスして問題をダウンロード。でもって制限時間1時間で用意された質問に次々答えていくことになるわけだけど。
事前のルール説明によると、資料の参照はOK。禁止されているのは友達と相談することだけ。ずいぶん太っ腹だなぁと思ったものの。当然でした。だってさ、出た問題、なんと全部で318問。さんびゃくじゅーはちもんっ。単純に60分で割っても、1分あたり5.3問。10秒に1問くらいずつコンスタントに答えていかなきゃならないんだから。しかも問題は英語だしさぁ。資料なんか見ているヒマはないってことだね、要するに。
出る問題も強力だった。出題範囲は、ライノが出しているジャンルすべて。つまり、クラシック以外のあらゆる音楽が対象だ。実際、フランク・シナトラからサウンドガーデンまで出てきたもの。
「次の人物のうち、ビートルズのメンバーじゃなかったのは誰?」とかいう、むちゃくちゃ簡単なものから、「ハウリン・ウルフのギタリストとして"I'm Gonna Murder My Baby"をレコーディングし、その後、タイトル通りの犯罪を犯してしまったのは誰?」なんて厳しいものや、「次の曲のうちマイルス・デイヴィスのアルバム『ワーキン』に入っていないのは?」なんてやつや、「ハンク・ウィリアムス、ハンク・スノウ、ハンク・トンプソン、ハンク・ペニー、それぞれのキャッチコピーをあげよ」なんてのや、「サム・フィリップスはエルヴィス・プレスリーの契約をRCAにたった3万5000ドルで売ってしまったのに、今でも大金持ちです。彼が現在メンフィスで関わっている事業は何?」なんてやつや……。
まあ、よく考えればわからないではない問題ではあるのだけれど。これがだだーっと318問並んでいるんだから。まいりました。
結局、1時間がんばって、半分くらいまでしか到達せずじまい。ダメもとで参加したので特にくやしいとは思わないものの、でも、やっぱりくやしいなぁ。これ、全問正解なんて人だっているわけでしょ、きっと。うー、恐るべし。
ちなみに、ぼくにはまったく望みがないわけですが。一等賞に輝いた人は、全額ライノ持ちで、ロンドン、ニューヨーク、クリーヴランド、メンフィス、ロサンゼルスという世界五大音楽都市巡りツアー2名様分がプレゼントされるのだとか。「ライノの人が付いてきてくれるのかなぁ。付いてきてくれるならいいけど……」とノージがいらぬ心配をしておりました(笑)。
しかし、ライノは楽しいことを考えるね。問題作るのもきっと楽しかっただろうな。ところで、かねてから「ライノに就職したい」と願うハギワラですが、ライノの就職試験ってこんなだったりして。そうだったら、こりゃ厳しいな。来年もまた開催されるそうなので、またダメもとで挑戦するぞ。
勉強して出直しだっ!