Dec. 2000


ver. 00.12.13

 なんだか、今年はあまりホームページを更新できなかったなぁ。

 いろいろあったから、まあ、仕方ないか。趣味のホームページなので。更新を楽しみにたびたび訪問してくださったみなさん、ごめんなさい。年末の忙しい時期を乗り切ったら、年始はちょっと余裕もできると思うので、ペースを立て直します。たぶん(笑)。

 つーわけで、実は今夜、12月13日の夜8時半か9時くらいから、いつもの高田馬場フィドラー(明治通りと早稲田通りの交差点。auショップの並びの三和銀行の地下)で、深夜まで4ステージほど、ぼくを含むダディ&ザ・サーフビーツのライヴをやります……って(笑)。これじゃ、告知じゃないよね。当日のことを書いているんだから、単なる日記でした。

 でも、友達に「飲みに行こうぜ」って誘うのが当日になることなどしょっちゅうなわけで。ワケのわからん理屈ではありますが、とにかく、今夜空いてたら高田馬場に飲みにいきません? ってお誘いでした。忘年会シーズンだし、きっとみなさんお忙しいでしょうから、無理にとは言いませんが。もし高田馬場あたりで忘年会やっていて、次行くか次! 的な盛り上がりになった場合など、ぜひ二次会はフィドラーへどうぞ。クリスマス気分満載でテケテケやってますので。

 ダディ&ザ・サーフビーツは、あと、16日に水道橋の東京倶楽部(tel: 03-3293-6056)でライヴやります。こっちは対バンあり。ぼくたちは7時半と9時半の2ステージだったはず。チャージがまったくかからないショット・バーのフィドラーに対して、こっちは安いとはいえチャージありなので、忘年会貧乏の方にはフィドラーがおすすめです(笑)。

 ちゃんとした告知をしましょう。来週のイベントだから立派な告知だ。12月19日、新宿のロフトプラスワンで、毎月恒例CRT&レココレプレゼンツのレコード・コンサート・イベントがあります。手前ミソっぽいけど、これはきっとごきげんな夜になると思うっす。なにせ、20世紀最後のCRTだから。テーマはやっぱこれしかない。24ビット・リマスター・シリーズも大好調のザ・バンドをテーマに据えた年末/世紀末スペシャル!

 ゲストは“CRTの歌姫”、みんな大好き、鈴木祥子。プラス、以前、ウッドストック・サウンドを特集したときにも登場してくれた鈴木慶一も友情出演してくれます。詳しくはCRTのホームページへどうぞ。

 ところで“歌姫”といえば、みなさん、ユーミンってどうすか? ぼくは好きです。基本的には。荒井由実時代の彼女の音楽には、もう、筆舌に尽くしがたいほどのショックをリアルタイムで食らったクチだし。主にソングライターとしての彼女に関する興味ではあるのだけれど。すげえ才能だなと思うわけです。心から。

 だけど、こないだBSデジタル開局記念のコンサートってやつを見て。そう、例の、クラス感がないとか何とか、そういう理由でマスコミをシャットアウトしたことで“何様だこのやろー”的批判が渦巻いたコンサート。客席の大部分を埋め尽くすのは、“セレブリティ”と称する芸能人とかスポーツ選手とか。たくさんの後輩ミュージシャンをステージに上げてリスペクトのほどを披露させて。踊って、歌って…。

 あれ見ながら、ユーミンって周囲からどう思われたいと考えているのか、今さらながらよくわからなくなっちゃいましたよ。ますますそんな思いを強くしてしまったというか。近ごろヴォイス・トレーニングでもしてるの? 妙に気張った声で歌い上げちゃったりして。必要以上に派手な表情を満面に浮かべて。ユニクロのCMで独白していたみたいに“本来の自分より大きく見られたい”ってことなのかな。なんか、昨今の自称ディーヴァだらけの音楽シーンに対して、あたしだってこんなよっ! と切り込んでいこうとしているのかな。ソングライターとしてだけじゃなく、パフォーマーとしてもトップにいたいってことなのかな。

 もちろん、どう思われたいかってのは当人の問題だから、外野が口出しすることじゃない。それは承知の上だけど。要するに、どう年をとっていくのかって問題ね。ポイントはそこ。いろいろ考えさせられました。ペログリ田中知事に“シロートが何言ってんだ”的なヤジを投げる県議の姿とかも、論じている内容はともあれ、妙な気張りというか、自称ベテランのプライドというか…そーゆーのが醜いしさ。いやー、年をとるってのはむずかしいね。

 いつまでも少年の心を持っている…とかいうのがほめ言葉として通用している世の中ですが。少年の心を持ち続けるほうが、実は簡単かも。ちゃんと大人になって、ちゃんと年をとっていくってのがどれほどむずかしいことか、もうちょい真剣に語られるべきじゃないかなぁ。最近いろいろ起こっている事件とかを考え合わせても、思い知ります。世紀を超えるにあたって、いい年のとり方ってのを真剣に考えたいものだね。

 来年早々、ディランも来るしさ。俺は学ぶよ。ディランに。また。たぶん。




[ Home | Pick Of The Week | Kenta's Review ]
[ Features | What's Up Archives ]
[ Kenta's Chart | Fav Links | e-mail]


Kenta's
Nothing But Pop!

To report problems with this site or
to comment on the content of this site:
e-mail kenta@st.rim.or.jp


Copyright ©2000 Kenta Hagiwara