May 2000


ver. 00.5.20

 明日に迫ったCRTトーク・イベントが楽しみです。ここ数回はわりかし派手目なゲストとかも迎えてあれこれやってたんだけど、今回はCRTの基本に立ち返って、ぼくとレココレ寺田編集長とを中心に、たっぷりレコード・コンサートって感じでやる予定なので。きっと“同志”って感じの、コアな仲間が集まってくれるんだろうなと楽しみにしてます。能地もナウアデイズに書いていたけど、大好きなアメリカン・ミュージックを、酒飲みながら、でっかい音で、みんなで聞きたいという、言ってみりゃそれだけのためにCRTは発足したようなものなんだから。

 詳しくはこのページの下のほう、あるいはCRTのホームページへ。

 そろそろ梅雨入りらしいけど、んー、早く夏にならないかな。ブライアンのライヴCDも楽しみだし、シー・オヴ・チューンズも出揃ったし、タワー・レコードでは今度出るベスト盤を中心にビーチ・ボーイズ・フェアが始まるみたいだし。いい季節だ。

 そうそう。タワーといえば、先日、渋谷のタワー・レコードでライノ・レコード主催の“RMAT(Rhino Musical Aptitude Test)”が開催されました。要するにポップ・ミュージックおたく度テスト。全世界で同時開催されたおたくの祭典(笑)。ぼくは司会役だったけど、もちろんテストも受けてきましたよ。制限時間1時間で全305問。資料持ち込み可とはいえ、1問あたり10秒くらいで答えていかなきゃならないので、そんなもん見てるヒマはほとんどないです。面白かったなぁ。ロックンロール、R&B、ヒップホップ、ジャズ、サントラ、ラテンなど、ライノが扱っているすべての音楽ジャンルを網羅する問題がぎっしりで。わくわくしちゃいましたよ。超簡単な問題から、ひねくれまくりのハードな問題まで。今年はあまり告知期間がなかったためか、東京会場には50人くらいしか集まらなかったけれど、また来年もあるそうだから、これはみんなで参加しましょう。ポップス・ファンが一堂に会する絶好のお祭りだね。

 確か、97年にぼくはインターネット経由で参加したことがあって。そのときの感想をこのホームページに書いたと思うので。“What's Up”のアーカイヴに残ってると思います。興味ある方はご覧ください。




ver. 00.5.10

 なかなか更新できませんでした。身内に不幸が続いたもので……っつーか、4月に入ってから父と母が相次いで亡くなったもので。あらゆる面でばたばた状態。まあ、これは立ち直るとかなんとか、そういう問題でもないし、雑事も多いし、仕事もたまってるし。いまだペースが戻らず疲れがたまる一方の日々です。

 もちろん、こういう状況というのは遅かれ早かれ誰もが経験することだし、それについてここで云々するつもりも特にないんですが。でも、ほんと、音楽が好きでよかったなぁと思える日々でもありますよ。当然、仕事でラジオやったり、新譜のレビューやったりしなきゃならない私ですが、すべてが音楽がらみだから。しかも、近ごろはいい新作アルバムが多くてね。ニール・ヤング、ルー・リード、エリオット・スミス、ジョシュ・ラウズ、A・J・クロウチ、テリー・エヴァンスなどなど。もちろん、ビーチ・ボーイズとかエルヴィスとか、長年の愛聴盤に手が伸びることのほうが多かったりはするものの。少なくともいい音楽を聞いている瞬間というのは、近ごろあまり使いたくない言葉で言えば“癒される”というか、ほっとできるというか。救われるね。

 もうちょい落ち着いたら、さっき列挙したような新譜のレビューとかもここに載せられるようになるでしょう。そのころにはもっとすごいCDが出て、その辺すっとばしちゃうことになるかもしれないけれど。まあ、それはいつものことか(笑)。

 そういえば、そんなゴタゴタのさなか、4月27日にぼくがメンバーの一員となっているダディ&サーフビーツのライヴがあって。ぼくはさすがに全面的に参加することができなかったのでブルーホライズンの杉本くんに助っ人をお願いしたり。で、ぼくはライヴの半分くらいに参加して。これはね、やっぱり楽しかったです。リフレッシュしました。聞きにきてくださったみなさん、心強い助っ人をしてくれた杉本くん、ありがとう。

 勢いにのって、今週の土曜日、5月13日にもいつもの高田馬場フィドラーでまたライヴやります。先週、わがバンドのカリスマ、ダディ高橋がジャズマスター(ぼくの愛機)専用のフラットワウンドのヴィンテージ弦をくれて。これね、ゲージはいつもぼくが使っているラウンドワウンドの弦とほぼ同じ(.11〜.50)なのに、とてつもなく音がぶっといんだ。60年代アタマまでの、まだライト・ゲージとかが一般的じゃなかった時代のアメリカン・ロックンロールの音がするんだよなぁ。うれしくて。今回のライヴではもちろんその弦を使います。ピックが割れます。チョーキングもきついっす。男は気合です。

 てなわけで、夜の9時くらいからまた深夜まで、えんえんと何ステージかやります。高田馬場から早稲田通りを早稲田方面に向かって行って、明治通りとの交差点の直前左側、三和銀行の地下にお店はあります。土曜の夜、ヒマな方はぜひ。飲みに来てください。飲み代しかかかりませんから。テケテケ・エレキですけどね(笑)。よろしければ。

 そうそう。CRTトーク・イベントのほうももちろん今月もあります。こっちは5月21日の日曜日。新宿のロフトプラスワンで。先月は鈴木慶一さんをお迎えして、ザ・バンドをはじめとするウッドストック・サウンドを総まくりしたり、ニール・ヤングの新作ライヴ・ビデオを先行放映したり。盛り上がりましたが。今月はいよいよ5月17日発売のユニバーサル・ビクター編で出揃うことになる「カントリー・ロックの逆襲2000」シリーズの大復習大会。シリーズでCD化されたもろもろの音源とか、今後再発を熱望する乞CD化アナログ盤とか、新着のカントリー・ロック新旧譜CD紹介とか、たっぷりいきます。各レコード会社のCRT担当者も勢揃いする予定なので、再発要望のある方は全員集合ですよ。担当者に直談判だっ! 前回のイベントで1曲かけたボーダーライン幻のセカンド・アルバムからもさらに曲をかけましょうかね。こちらは午後7時半から。お通し(600円)+飲食料金のみです。

 5月17日にはライノ・レコードによるトリヴィア大会も渋谷タワーレコードであるね。楽しみだなぁ。よし、忙しいぜっ。




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