
なかなか更新できませんでした。身内に不幸が続いたもので……っつーか、4月に入ってから父と母が相次いで亡くなったもので。あらゆる面でばたばた状態。まあ、これは立ち直るとかなんとか、そういう問題でもないし、雑事も多いし、仕事もたまってるし。いまだペースが戻らず疲れがたまる一方の日々です。
もちろん、こういう状況というのは遅かれ早かれ誰もが経験することだし、それについてここで云々するつもりも特にないんですが。でも、ほんと、音楽が好きでよかったなぁと思える日々でもありますよ。当然、仕事でラジオやったり、新譜のレビューやったりしなきゃならない私ですが、すべてが音楽がらみだから。しかも、近ごろはいい新作アルバムが多くてね。ニール・ヤング、ルー・リード、エリオット・スミス、ジョシュ・ラウズ、A・J・クロウチ、テリー・エヴァンスなどなど。もちろん、ビーチ・ボーイズとかエルヴィスとか、長年の愛聴盤に手が伸びることのほうが多かったりはするものの。少なくともいい音楽を聞いている瞬間というのは、近ごろあまり使いたくない言葉で言えば“癒される”というか、ほっとできるというか。救われるね。
もうちょい落ち着いたら、さっき列挙したような新譜のレビューとかもここに載せられるようになるでしょう。そのころにはもっとすごいCDが出て、その辺すっとばしちゃうことになるかもしれないけれど。まあ、それはいつものことか(笑)。
そういえば、そんなゴタゴタのさなか、4月27日にぼくがメンバーの一員となっているダディ&サーフビーツのライヴがあって。ぼくはさすがに全面的に参加することができなかったのでブルーホライズンの杉本くんに助っ人をお願いしたり。で、ぼくはライヴの半分くらいに参加して。これはね、やっぱり楽しかったです。リフレッシュしました。聞きにきてくださったみなさん、心強い助っ人をしてくれた杉本くん、ありがとう。
勢いにのって、今週の土曜日、5月13日にもいつもの高田馬場フィドラーでまたライヴやります。先週、わがバンドのカリスマ、ダディ高橋がジャズマスター(ぼくの愛機)専用のフラットワウンドのヴィンテージ弦をくれて。これね、ゲージはいつもぼくが使っているラウンドワウンドの弦とほぼ同じ(.11〜.50)なのに、とてつもなく音がぶっといんだ。60年代アタマまでの、まだライト・ゲージとかが一般的じゃなかった時代のアメリカン・ロックンロールの音がするんだよなぁ。うれしくて。今回のライヴではもちろんその弦を使います。ピックが割れます。チョーキングもきついっす。男は気合です。
てなわけで、夜の9時くらいからまた深夜まで、えんえんと何ステージかやります。高田馬場から早稲田通りを早稲田方面に向かって行って、明治通りとの交差点の直前左側、三和銀行の地下にお店はあります。土曜の夜、ヒマな方はぜひ。飲みに来てください。飲み代しかかかりませんから。テケテケ・エレキですけどね(笑)。よろしければ。
そうそう。CRTトーク・イベントのほうももちろん今月もあります。こっちは5月21日の日曜日。新宿のロフトプラスワンで。先月は鈴木慶一さんをお迎えして、ザ・バンドをはじめとするウッドストック・サウンドを総まくりしたり、ニール・ヤングの新作ライヴ・ビデオを先行放映したり。盛り上がりましたが。今月はいよいよ5月17日発売のユニバーサル・ビクター編で出揃うことになる「カントリー・ロックの逆襲2000」シリーズの大復習大会。シリーズでCD化されたもろもろの音源とか、今後再発を熱望する乞CD化アナログ盤とか、新着のカントリー・ロック新旧譜CD紹介とか、たっぷりいきます。各レコード会社のCRT担当者も勢揃いする予定なので、再発要望のある方は全員集合ですよ。担当者に直談判だっ! 前回のイベントで1曲かけたボーダーライン幻のセカンド・アルバムからもさらに曲をかけましょうかね。こちらは午後7時半から。お通し(600円)+飲食料金のみです。
5月17日にはライノ・レコードによるトリヴィア大会も渋谷タワーレコードであるね。楽しみだなぁ。よし、忙しいぜっ。
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