肩凝りをほぐすマッサージをねんざの治療と偽って保険請求し
療養費をだまし取ったなどとして、警視庁組織犯罪対策1課は14日までに、
詐欺容疑で東京都練馬区の「やわら整骨院」経営の中国人■■■■容疑者(44)=
埼玉県川口市栄町=ら3人を逮捕、柔道整復師の男(29)を書類送検した。

 同課は、約3年間で約220の自治体や企業から計6000万円以上を
詐取していたとみて裏付けを急ぐとともに、■容疑者が経営する都内の
別の整骨院2店も家宅捜索。同様の手口で療養費を詐取していたとみて調べている。
 徐容疑者は「自分は経営者ではない」と容疑を否認。今年9月に「さいわい整骨院」と名前を変えていた。
 調べでは、徐容疑者らは3月、練馬区の女性(46)ら5人に対し、
無資格の中国人男性らが行ったマッサージを柔道整復師による施術と偽り、
「柔道整復施術療養費支給申請書」を練馬区役所に提出して療養費約11万円をだまし取った疑い。

 整骨院では、柔道整復師が行う骨折やねんざの治療でなければ保険請求できない。

徐容疑者らは肩凝りをねんざと偽ったり、施術の回数を水増ししたりして請求していた。
マッサージ15分680円と格安だったため人気があり、1日約800人が訪れていたという。

                        2006年11月14日


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