読売新聞の奈良版より


無免許きゅう治療 容疑の住職逮捕

 無免許できゅう治療業を行ったとして、高田署は十日、新庄町梅室、浄土宗●●院住職●●●●容疑者(53)をマッサージ指圧師等に関する法律違反容疑で逮捕した。

 調べでは、●●容疑者は免許を持たずに、昨年十一月三日、四日、今月十日の三回、大和高田市内の無職女性(70)にきゅうを行い、計三千円を受け取っていた疑い。

 同署によると、●●容疑者は前住職と一緒に、約二十年前から同寺本堂でマッサージなどを行い、一九九六年に前住職が死亡してからは一人でしていたという。一回三十分ほどで、お布施名目で千円を受け取っていた。治療は週二日で、県内や大阪府内の客が多かったという。

 ●●容疑者は「観音様の守護が自分の手に乗り移って、患者の悪い部位を治す。ほかで直らない患者を治した」などと言っているという。