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靴の手入れ

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●お手入れグッズ


●普段のお手入れ


●汚れた場合


●シミができた場合

汗をかいてシミができた場合には、専用のクリーナーか消しゴムを使って落とします。 これでも落ちない場合、同色の乳化性クリームを根気良くすりこんで、同化させてしまう 手もあります。(この方法は浅いきづがついた場合にも利用できます。)
また、水を垂らしてしばらくして、布で水分を拭き取ってみたり、これでだめなら 湿った布にレザーソープをつけ、しみ部分をそっとこすり、拭き取るといった手もあるようです。

●塩がでた場合

雨に濡れた靴が乾いた後、塩分が靴の表面に出ることがあります。 この塩分は原皮輸送の際腐らないよう塩漬けにされたり、染色の際に使用たもの。 この場合、濡らして固く絞ったティッシュか布で叩くようにしてぼかします。 この際、絶対こすらない様に注意が必要です。 その後、乾いた布で拭き取ります。

●カビが生えた場合

陰干ししてカビを浮かせてから裏からたたくようにして落した後、 ブラッシングして取り除きます。 スエード以外の靴はその後乾いた布で乾拭きします。
カビをひどくしてしまった場合には菌が深くまで入り込んでしまいきれいに 取り除くことができず、跡が残ってしまいます。 この場合、水を垂らし、しばらくしてから布で水分を拭き取ってみたり、これでだめなら 湿った布にレザーソープをつけ、しみ部分をそっとこすり、拭き取るといった手もあるようです。
同色の靴クリームをすり込めば目立たなくすることは出来ます。 ただこのようにならないためにも定期的お手入れが重要です。
また、カビの再発防止には除菌効果がある消臭スプレーも良いようです。

●濡らした場合

できるだけ早く乾いた布で水気を拭き取り、新聞紙などを靴の中に入れ陰干します。 この際新聞紙を取り替えながら数日かけてゆっくり乾かすのがコツです。 (新聞紙の印刷が移ることもありますので、別の薄い紙で包むと良いでしょう。) また、革底の場合立てかけて乾かすか新聞をひいて乾かすと効果的です。 ある程度水分がとれたら新聞をシューツリーといれかえてください。

完全に乾いたらブラシでホコリを取り除き、必要に応じてクリーナーで汚れを取り除いてから 乳化性クリームを少し多めに塗っておきます。 汚れやしみが残ったり、塩が出てしまった場合には、サドル・ソープで洗います。

ドライヤーや日光をあてて急激に乾かすと硬化、型崩れ、ひび割れの原因になります。

雨で中途半端に濡れてしまった場合、部分的に染みになることがありますので 思い切って靴全体を一旦湿らせてからお手入れを行ってください。

スエードの場合は完全に乾いてからブラッシングして起毛させます。 油分補給が必要な場合、クリームは使うことはできないので ミンクオイルスプレーを吹きかけ、乾いてから起毛させると良いようです。


●ひび割れてしまった場合

革は放っておくと乾燥し、傷がつきやすくなったり、色あせもしやすくなります。 また、ひどい場合にはひび割れてを起こします。
靴がひび割れてしまう原因として考えられるのは、このように革そのものが乾燥して しまった場合ともともと革がガラス処理がされていた場合の2つが考えられます。
前者はクリームを塗り単純に水分の補給をして下さい。(実際、革には一定量の水分が必要とのこと。) 後者は処理の問題ですのでお手入れでは対応できません。

●長持ちさせるコツ


●保管の仕方

普段のお手入れをしてからしばらく陰干しし、完全に乾燥していることを確認してから しまうようにします。
保管の際はシューツリー(長期保存にはスライド式が向いています。)を入れ、 専用のシューバッグ(靴購入の際付いてくる場合もあります。)か靴の箱にいれて、 高温多湿の場所を避けて保管します。
箱にしまう場合、まず左足から土踏まず(内側)が下に、底が外になるようにして箱に入れます。 右足は左右の靴が互い違いになるよう、土踏まずが上に、底が外になるようにします。 この際、左右の靴の間に薄紙をいれくるむようにしまってください。
靴専用の乾燥剤をいっしょに入れておくとより効果的です。 また、消臭スプレーは除菌効果もありますのでカビ対策になります。
履かなくても、定期的にとり出して陰干しします。

●ヒール・ソールの交換

ヒール、ソールとも1枚目の革、すなわち、ヒールであればトップ・リフトが 擦り減るまで、ソールであればミッドソールが擦り減る前までに交換する様にします。
ヒールの場合は、それ以上擦り減ってもヒールごと交換できますが、 ソールの場合は張り替えできなくなる可能性がありますので注意が必要です。
また、ソールを張り替える際には同時にヒールもはがす事になりますので タイミング良く交換しましょう。
ソールを交換する場合、革のソールからゴムのソールの様に異なった素材へ変える 事もできます。 しかし、履き心地が変わってしまうことがありますので注意が必要です。
実際ソールを長持ちさせるためスポンジから磨き板のソールに変えたときは履き心地が 固くなってしまいました。