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靴のQ&A

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今までに頂いたご質問(Q)と力不足ながらそれに対する回答(A)及び 頂いた情報(I)とそれに対するコメント(C)をまとめてみました。

ブランドについて
Q: 靴屋の店員に「歴史のある有名なメーカーですよ。」と 勧められて「WOLVERINE」というメーカーの靴を買いました。
しっかりした造りで、何年でも履けそうな丈夫そうな靴ですが、 このメーカーのことを教えてください。
A: 1883年アメリカでスタートしたメーカーで現在では全米BIG3の ブーツメーカーとの事です。

1000マイルブーツと呼ばれる1566が有名。 すなわち1000マイル履いても壊れない。
履き心地が良くタフなのがこのウルバァリンの特徴のようです。

ブランドについて
Q: 前からパラブーツがほしいと思っていたんですが近くに 売っていそうなお店がありません。
今度東京行くので取扱店など何件か教えてもらえないですしょうか?
A: 一番わかりやすい所では新宿の伊勢丹です。 都心だし駅からも近いし。他の靴の品揃えも豊富だし。

パラブーツの品揃えであれば、青山骨董通りのフレンチマニア・ギャラリーです。 前に問い合わせしたらシャンボーの限定版も置いてありました。 (今あるかはわかりませんが) J.M.ウェストンにも寄れちゃうコースですが、何せ遠い遠い。

また、安く買うならAsbeeです。 こちらは下北沢か町田になりますが、ちょっと都心から離れてしまいます。
(2000年6月)

その後...

お店を教えてもらい本当にありがとうです。
今回は購入はしませんでしたが、場所も覚えたし色んな商品も 見ることが出来ました。

靴の種類
Q: 腰の調子が悪く、堅い靴底だとだめなので、 ビブラムソールのものを愛用しています。 (たまたまビブラムソールに出会い履いてみると腰痛もないので、 以来愛用しています。)

しかし、あまり見かけない上、色とかサイズが合わなかったりして なかなか次もものが見つかりません。

そこで質問なのですが、ビブラムソールの黒のローファーを常時扱っている お店は無いのでしょうか?
(メーカーにはこだわりません。)

A: 私も気がついたらラバーソールの靴の方が 多くなっていました。

でも、ビブラムソールはダナーのブーツ二足のみで、 ビジネス用となるとあまり心当たりがありません。 (私の靴の中でこの二足がクッション性ではダントツです。)

ビブラムソールは特にごついのでビジネスでも チャッカなどのブーツ系で使用されることが多いようです。

調べてみましたがローファーとなると、グッチの ビットモカシンが有名、またフェラガモでも出しているようですが あまり多くの情報が見つかりませんでした。

それ以外でもデザイン的にビブラムソールを模倣したものは ありますが、実際にそれがビブラムかどうかはわかりません。
現時点ではこのぐらいのコメントしかできませが、 また、新しい情報がありましたらお知らせします。

尚、靴の修理屋さんでもビブラムを扱っているところが ありますので、リソールは可能です。

その後...

情報有り難うございました。
靴は「東京靴流通センター」に「CEDAR CREST」の茶色の ローファーを見つけ、同じものの黒を探して送ってもらいました。

靴の種類
Q: スタイリストから「ローファーデザートブーツを買いなさい。」 と言われましたが、靴のことは何もわかりません。

種類とか、価格について詳しく教えて頂けないでしょうか?

A: お恥ずかしい話、わたくし、ローファーデザートブーツという言葉を 聞いたことがありません。

ローファーというと足を滑らせて脱着するタイプの靴、 すなわち、ひも靴ではない短靴です。 デザートブーツは逆にブーツですので、くるぶしまで覆う形の靴で、 どうしてもこの2つの名称がつながった靴が想像できません。

お役に立てなくてすみません。

ちなみに、デザートブーツはクラークスというメーカーの 商標ですので、真のデザートブーツといえばこれになります。 価格は2万円ぐらいだったとおもいます。 ローファー、デザートブーツとも私のホームページの 「靴の種類」、「ブーツの種類」に写真を掲載しています。 参考になれば...。
(2000年8月)

その後...

いやぁ〜!ローファーとデザートブーツは別物なのですねぇ。
スタイリストさんからのアドバイスで、トータルコーディネイトをする際に 靴のアドバイスがあり、そこで「ローファーデザートブーツを履きなさい。」 と助言を受けたのでした。

靴の種類
Q: デザートブーツってホーム・ページに掲載されている他には無いのですか? A: メーカーという意味では、クラークスをコピーしたものが いくつか出ています。(具体的メーカーはわかりませんが。)

種類(デザイン)という意味ではデザート・トレックという、 靴の中心でアッパー(甲部分)の革を縫い合わせた派生靴があります。

素材という意味では、写真のスエード素材のほか、 スムースレザー(普通の革)のものもあります。

「いばり」という意味では最近デザートブーツ50周年モデルが でました。
(2000年8月)

ブランドについて
Q: グレンソンの靴が欲しいのですが、安く、または 売っているところだけでも教えてください。 A: グレンソンといえばやはり、「グレンソン銀座」が 真っ先に思いつきます。

住所は銀座6-7-12です。

また、伊勢丹や高島屋でも扱っているようです。

あと記憶はさだかではないのですが、 確かW.F.Gにもあったと思います。 ワールド・フットウェア・ギャラリー渋谷店は 神宮前2-17-6、銀座店は住所はわかりませんが 確か5丁目です。

モンキーブーツもかっこいいですが、 最近フォーマルの靴の品質もかなりいいようです。
(2000年10月)

その後...

ふと、思いついて改装した銀座松屋に行ったら、ここにもグレンソンがありました。

靴の種類
Q: ホーム・ページ「靴の種類」の中のものでお聞きしたいのですが、 「バンプ:Vamp」のところで掲載されている写真の靴なんですが、 これはどこのブランドのもので、価格はどの程度するものなのでしょうか? A: 写真のVampは「LLOYD FOOTWARE」のもので、正式には 「バンプローファー」、色は黒、茶と茶のスエードがあるようです。 価格は、2万8千円(ちょっと前の情報なので値上げしている可能も。)

ロイドフットウェアは英国の靴工場に別注をかけることで、 日本仕様の英国靴を安価で提供している靴屋さんです。 (鞄もやっていますが。)

場所なんですが、東京の代官山、南青山、銀座のお店は知っているのですが、 関西方面にあるかは申し訳ないのですが知りません。

とりあえず青山店の電話番号だけ。 03-3409-9335(2000年10月)

その後...

ありがとうございました。
教えていただきましたお店の連絡先のほうに聞いてみたいと思います。

靴の種類
Q: バンプの種類の中でコブラバンプというのを耳にするのですが どういったバンプの事でしょうか? A: 調べてみたところ、添付の写真を見つけました。
Cobra Vamp
ということで、名前のとおりの靴でした。

その後...

写真を見せていただき、なるほどといった感じで 名前の由来は形がコブラに似ているという事ですかね。

お手入れ方法
Q: 買ったばかりのスエードの靴にガムがついてしまいました。
ガムをきれいに取る方法を知りませんか?
A: ガムがまだ柔らかいのであれば、ガムテープを使ってみる手があります。 粘着性のシールをはがしたあとをペタペタすると、粘着物がテープの方に 移りますが、この応用です。この際、上方向にガムテープをはがした場合、 ガムがあまり取れませんし、真横に引っ張った場合、ガムが広がってしまう 可能性もありますので、斜め上方向に引っ張ってはがすようにします。 最後はスエードブラシで起毛させます。

固まってしまった場合には、完全に固めた方が取り易いので、 夜ベランダなどにしばらく出しておいてから(要は冷やして固める。) 手で丹念に取り、最後にスエードブラシで起毛させます。

もともと、スエードブラシは起毛の間に入り込んでしまったごみを こそぎとるための物なので、これでゴシゴシやってみましょう。

スエードでなければ革用のムース状のクリーナを使い、 界面活性を利用してはがす手もありますが、このクリーナは スエードに向きません。
また、革でなければ、ガムを溶かすようなベンジンや除光液 という手もありますが、色落ちしてしまうので使うべきではないと思います。

お手入れ方法
Q: ビジネス用の革靴に液体靴墨を使用していたところ 表面にワックスのコーティングができてしまいました。
この除去の仕方を知りませんか?
A: 私も同様な経験があるのでどのような状態かはわかるのですが、 どのように落としたら良いかはわかりません。
アイデアとして思い付くことをまとめてみました。 但し、確証が無い(やったことがない)ので、ご自身の判断で やってみてください。
  1. 液体靴墨の主成分はロウと油脂になります。 このことから、蝋の割合が多ければ、熱いお湯で湿らせた 布で拭いてみるという方法が考えられます。
  2. 油脂の割合が多く、この質が悪い場合、油性のマジックで 塗ったのと同じ状態であると考えられます。 (私の靴もこんな状態でした。) この場合、革用のインク落しというのがあるのでこれを使ってみる手もあります。
    この手の製品は革についたボールペンや口紅を落とす目的の物で レザーマスター社のINK AWAYなどがあります。 成分はおそらく革製品の表革をペイント(塗り替え)する際に 下地処理で使用するコンディショナー(有機溶剤)と同じであると考えられます。 (女性のマニキュア落しをイメージしていただければ良いと思います。) このことから、下手をすると靴墨だけでなく、染色された革そのものの 色を落としてしまう可能性もあります。
  3. 単純にレザーソープで洗ってみる。 (ただし、ワックスが落とせるか否かは?です。)
  4. 靴磨きの職人さんは完全に靴をきれいにするために定期的に靴墨を落とすことを 勧めており、この際、無色のオイルで靴墨を拭き取るそうです。 実際にどのようなオイルが使用されているかはわかりませんが、 靴でまず思い付くのがミンク・オイルとブーツ・オイルです。 これらは革によってはしみになりますが、ミンク・オイルはビジネスの靴でも 問題なく使用できます。 (あまり頻繁に使用すると革が柔らかくなりすぎてしまいますが。) 靴墨の変わりにこれを使って気長にお手入れしてみる手もあります。
  5. 4の方法と同様、ミンク・オイルではなく、無色のシュークリーム (シューポリッシュではない)で気長にお手入れしてみる。 無色の革用デリケート・クリーム(メルトニアン製)を汚れ落しに 使用している靴修理屋さんもいるようです。
ということで5か4で気長に普段のお手入れを して頂くのが良いような気がします。 (そのうちきれいになるだろうというノリで。)

お手入れ用品
Q: BEE-WAXというのはどういう特徴があるのでしょうか? A: 浸透性がよいので、防水性が高く、艶がでるのが特徴です。 天然素材を使っており化学製品のように嫌な匂いがしません。 (甘い香りがします。)

お手入れ用品
Q: お勧めのシューポリッシュ、シュークリームがあれば教えてください。 A: シュークリームはメルトニアンかやはりビーワックスでしょうか。
シューポリッシュではKIWIやメルトニアンのものが良いようです。

お手入れ用品
Q: ミンクオイルはあまり使いすぎないほうがいいんでしょうか? A: 革を柔らかくする性質があるのでつけすぎは禁物です。 ある雑誌では代わりにビーワックスを勧めていました。
ただ私個人としてはワークブーツにはやはりミンクオイルです。 ワークブーツからビーワックスの甘い匂いがするのはちょっと という気がします。

靴のお手入れ
Q: この間、オイルドレザーのサイドゴアブーツを買いました。
(「GEOFFREY MORGAN」というメーカーのモノです。 何か、一緒に付いてきた冊子などを見ると、バイクの写真が載っていたので、 バイクに乗るときの靴にも使えるのかなーと思いました。 すごく丈夫そうで、つま先にはスティールが入っています。)

とても気に入っているので、長い間履こうと思いお手入れをしていました。 ます、ブラシで埃などを取り除き、それからウエットティシュで革を拭いてから、 最後に防水スプレーを吹きました。

そうすると、片方は大丈夫なのですが、もう片方のつま先の辺りの色が 褪せたようになってしまいました。 KIWI缶などの黒い靴墨でカバーしようと思うのですが、まず防水スプレーが かかっているので、レザークリーナーなどで取り除いてから、 靴墨を塗った方が良いのでしょうか?

また、靴墨を塗った後、ミンクオイルなどはすぐ塗っても良いのでしょうか? 靴墨を塗るときの注意点や、ミンクオイルやレザークリーナーを使用するときの 注意点なども教えていただきたいです。

また、それらのおすすめのメーカーなどがありましたら、 アドバイスいただけますか?

A: 品質の悪い汚れ落とし用のウエットティシュ(化学的成分が入っているもの)を 使うとシミになることがあります。 (昔、私も試供品(靴用なのですが...)を安易に使い、靴にシミをつけて しまった事があります。)

泥などの汚れが気になるのであれば、湿らせてよくしぼった布を使うと 良いと思います。

オイルドレザーであれば、KIWI缶は使用しない方が良いと思います。 革の様子がわからないのでなんとも言えないのですが、KIWI缶は 基本的に艶を出す為のもの(シューポリッシュ)ですので、 乳化性のシュークリームをお薦めします。

手順としてはクリーナーで汚れを落としてからクリームなのですが、 このクリーナーは防水スプレーを落とす事が目的ではないので 今回の場合、防水スプレーは気にしなくて良いと思います。

お手入れの際は、シュークリームとミンクオイルはどちらか一方で良いと 思います。 どちらも革に栄養を補給するものですので、双方塗ると栄養過多。 また、ミンクオイルは革を柔らかくする性質もあるので、 革がかさついてきたら塗るという程度で良いでしょう。 (1ヶ月に1回ぐらい、人によってが1年に1回でもいいと言う人もいます。)

私のオイルドレザーの靴は、コンフォートとブーツなので、 あまり色落ちは気にしていません。 ですので、お手入れとしては基本はブラッシングだけ、 引っ掻き傷などがついた場合にミンクオイルを塗っています。

サイドゴアですと、ドレスシューズとしてもはけるので、 色落ちは気になると思います。 その際のお薦めとしてはやはり、BEE-WAXが入ったシュークリームです。 私のホームページの「みゃーの良品」、ページ03のNo.027を 参照ください。 ちょっと高い(\1000〜\1200ぐらいだと思います。)のですが、 ある雑誌ではオイルドレザーにはミンクオイルより良いと言ってました。 (もちろん、スムーズレザーにも使えます。)

また、普通のシュークリームであれば、メルトニアンが良いようです。 シューポリッシュは既にお使いのKIWI缶のものが良いようですが、 オイルドレザーにはあまり使用しません。 尚、クリームは少量を布にとり、薄くのばして使用するのがポイントです。
(2000年11月)

お手入れ用品
Q: 「みやーの良品」に紹介されていた、BEE-WAXが入ったシュークリームは、 ハンズなどでも手に入るのでしょうか? A: 確かハンズにもあったと思いますが、店舗によってない可能性も...。 私は伊勢丹で買いました。 また、ユナイテッド・アローズなどのセレクトショップにもあったと 思います。