あなたに逢えなくなって、どのくらいになるでしょうか。

でも、あなたとはいつも逢っているような気がするのです。
夢の中で、というよりも、はかない幻影の中で。
 



 


 20世紀のなつかしい光景が目の前に現れる。
 降りしきる一面の雪。
あなたには、雪が似合う。

 あなたと僕の周りに、雪が舞う。

幻影の終りを告げる鐘が鳴っています。
  もう行かなければなりません。あなたも、ぼくも。
 またお逢いしましょうね。
 きっと、この場所で。




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