日本人は、いかにして　英語力をつけるか？

　日本で生まれ、日本に　いながらにして英語を話せるようになるためには、言うまでも無く、英語を学ばなければなりません。
　学課の一つとして、英語を勉強しなければ、自然に英語が話せることなど　決して有り得ないでしょう。
　それだから、どんなに　先生が優秀でも、教材が最高のものであっても、当人自身が勉強しなければ、英語は絶対にできない。考えるまでも無く、当たり前のことです。

　しかし、先生が良くなかったり、教材が不良であれば、これは、生徒自身の問題だけ　とは言えなくなります。

　今、今日、英語に限らず、家庭で全く勉強しない中学生が、半数前後あるそうです。これでは英語もできません。
　一体　原因は何処に有るのでしょうか？

　識者や専門家、学校教師、親などから、いろんな理由が挙げられていますが、それぞれの理由に、共通に見落とされていることがあります。

　実は、この事こそ　私は、問題の本質に直結している部分ではないかと思っていますが、　それは、　“家ですることがわからない”　　です。

　小学生の期間は、宿題がよく出されます。家での学習も、先生によって管理されている面が大きいのです。学級担任は、ほとんどの教科も担当しますから、生徒に与える宿題の量も適切にコントロールできます。子供たちは、家での学習に戸惑うことはありません。

　最も、先生個人の判断に委ねられる訳ですから、個々の先生の質が問題になってきますが…。

　中学生では、家庭での学習は、生徒の自主性に任されている面が大きくなります。するも　しないも、生徒自身の判断です。

　しかも、英語は、義務教育課程では中学から始まります。ほとんどの生徒にとって、継続的な学習経験はありません。学習の　“ノウハウ”　は、身についていないのです。だから、家で何をしたらよいのか　よく判らないまま、単語調べ、読み練習、くらいで済んでいきます。
（それすら、しない生徒がいるから　問題なのだ　との声が聞こえてきそうですが）

　でも　正直言って、単語調べ、読み練習ぐらいでは、英語はできるようにはなりません。
　さらに残念なことに、英語教師自身も、では　生徒が何をすれば、英語ができるようになるのか、はっきりした答えを持っていないと思います。

　中学の英語教師は、高校入試のための学習は、指導できても、英語ができる生徒にする方法は解っていないのでしょう。　あるいは、解かっていても　様々な理由から　できないのかもしれません。

　日本の中学・高校の英語教育は、今まで　実に長い間、これで　済んできました。入試の英語ができて、いい点が取れて、先生の責任は　果たした　と…。

　だから　学校での英語の試験は優秀であっても、実際の英語の力は、弱い。まして　学校の英語ができない生徒に至っては、英語に関しては、なんの希望も見えてきません。


　英語は、日々、毎日の言葉の練習の積み重ねです。３年　４年　５年　…　と　毎日、適切なカリキュラム、スケジュールに従って、学習することが、唯一、英語ができるようになる方法です。

　練習のメインは、聞くこと　話すこと、　耳　と　口　を使って毎日練習します。会話だけでなく、長い文章も　耳　と　目　で学習します。

　生徒が、家に帰って、　今日　　“何をすればよいのか”　　考えなくても　今日　することは　いつも決まっていなければ、英語の学習はできないのです。今の学校の英語教師に、そのような指導が　可能でしょうか…。　たぶん、NO　です。

　以上の事から、英語ができるようになる学習は、今の　“学校教育英語”　だけには任せられない　と言うのが結論になります。

　英語は　個々が、自分で最適な教材・システムを使って学ぶ以外に、本当の力をつけることはできないと知るべきです。学校教育英語は、その補助となります。


　昨今、英語熱が高まって、実に様々の英語教室　子供から一般成人まで　花盛りです。同様に　英語教材も　多種多様のものが溢れています。

　しかし、これらも　上に述べた点をクリアしているものは、ほとんど　ありません。週に　１，２度　教室に通っても、あるいは　教材を購入して、適当に使っているだけでは、その英語力は　自信の持てるものにはなりません。

　過去も、そして今日も、今に至るまで　私達は　これを繰り返してきました。
　また　その反省が、反動となって、英語漬け　（イマージョン immersion ）　教育なるものを現出させています。学校そのものを英語社会にしてしまう試みです。外国語としての英語教育ではなく、準母国語化する方法でしょう。帰国子女が　英語が得意だから、実例のあるカナダなどにならって、日本国内にそれらしきもの を作ろう　という発想です。

　しかし、この方法には、英語と構造に大きな違いのある日本語に於いては、実は重大な欠陥をはらんでいることに、当事者達は　気づいていません。

　なぜなら　ことばは、家庭や、日常のあそび　だけで　培われるものではなく、高度の内容を持った言葉は、学習や学問の過程で　できていくものだと考えられるからです。
中学・高校ともなれば、学習の内容にかかわる事を　家庭で話したりするでしょうか。おそらく　そのような家庭は　無いと思います。友達との会話も　しかりです。

　これらの言葉は、学習授業の中で、教師と生徒の間で交わされながら、作られていくものでしょう。
　この部分の日本語（母国語）　は、日本語で授業を受けてこそ　完成されるはずです。

　イマージョン教育を勧める方達は、これを削るのでしょうか、英語と引き換えに…　日本人の生徒から…。


　そろそろ、批判ばかりではなく、　結論に移りましょう。
　私達は、日本人です。外国語・国際語　として　英語を学びます。それでも　それを使える力にするには、かなりの学習時間が必要です。それも　規則的に毎日練習できなければなりません。正しい　レッスン方法　でなくてはいけません。

　はやくて　６年、できれば　１０年　かけて　次第に高い目標を実現する構成が必要です。　誰でも、確実に続けられる学習教材が　絶対に必要です。　誰にも　無理のない費用で。

　それができるカリキュラム　と　システム　を使えば、私達は　英語ができる日本人になれます。

　では、そのような　具体的な学習方法･教材　は、あるのでしょうか。
　21 ON NET の　学習システムは　その条件を満たしている　数少ない内の一つです。

　パソコンさえ有れば、子供から大人まで、いつでも、始めることができます。
　できるだけ、毎日　１５分〜３０分　の範囲で、
　英語は、本来　誰でもできるものだと思います。　特別の環境や、才能が無くても、英語は　話せるのが当然なはずです。ただし、それには、５年、１０年　といった　継続的な学習が必要なだけです。

　今までも、５年　１０年　大半の生徒達が学習してきました。　誰もが、そう答えるはずです。　しかし　それでも、多くの生徒や学生ができないのは、その学習方法や　内容に　大きな欠陥が有ったからです。

　それを改めて、幼児･小学生から始め、中学生、高校・一般　と　カリキュラムに従って、毎日　学習できれば、必ず　英語はできます。一級の力で、英語が話せます。


　21 ON NET が　作り上げたシステムは、５年　１０年という　長い年月を、毎日、習慣的に学習を続けられることを　最大の狙いとして、編集されました。まさに、継続は力　の具体化、実践版です。

　パソコンを使って、日本だけでなく、世界の一級の材料を、英語能力の発達段階に応じて学べるように　編集してあります。　まさに、　富士山の頂き　を目指して登るように…。
　一歩　踏み出せば、途中でリタイア　は、健康である限り　無いと思います。

　もし、経済的に許すならば、途中、時々、　英会話教室などで、自分の英語力を　力試しすると良いでしょう。　群を抜いて　出来るようになった自分を発見できると思います。

　もちろん、英検　や、　TOEIC　を　１年単位で　TOP　に立つまで受験するのも楽しくなります。

　後、必要なものは、生徒　(　あなた　)　自身の　“すごく　英語ができるようになりたい”　という　願望と、少しばかりの　まじめさです。　さあ、始めましょう！　頂上を目指して！


21 ON NET 小島典宏