じみガシ万歳・緊急企画!

納涼・真夏の怪奇特集





その一

恐怖ギャラリー「人形焼、怖い」




↓↓↓






決して











ひとりでは













見ないでください













決してっ!







ぐあぁ〜






ひとりではっっ!!








ケケケケ…






見ないでくださいっっ!!!







た〜らこ〜♪







きゃ〜っ!!








人形焼:ルミネ北千住内「お菓子の太子堂」で購入

値下げ品(一袋100円でした。)

※この「恐怖顔」は、
人形焼を半分に割ろうと少し力を加えた際、
偶然発見しました(笑)







げほっ、ごほんっ、

あー、



今度は……

熱い……

お茶が……

一杯……

怖い……


なんちゃって。






恐怖ギャラリー「人形焼、怖い」でした!




さて、ここでちょっと一息。こちらをどうぞ。


↓↓↓


caicoの「本当にあった、ほんのチョットだけ怖い話」
 
 以前住んでいたマンションでのこと。
 
 私が住んでいたその部屋は、三階の角に位置していた。

 ある夏の日の午後。天気は快晴。テラス窓から差し込む真昼の強い日差しを避けるため、その時間はカーテン(厚めではあるが完全な遮光ではない)を閉め切った状態にしていた。淡いピンクのカーテンに映る、向かいの建物の薄い輪郭。……そして、部屋には私ひとり。

 部屋のエアコンをガンガンに効かせ、のんびりと本を読んで過ごしていた私が、何気なく窓の方へ目を向けると……

……人影。カーテンの向こうで、明らかに人の形をした影が、向かって左方向から右方向へゆっくり移動していくのが見えた。そしてその影の“大元”は、かなりの近距離、まるで窓のすぐ向こう側、この部屋のバルコニーに存在しているように感じられた。

 その様子はさながら“影絵”のようだった。閉め切ったカーテンはスクリーンの役割を果たし、真夏の強い日差しは、その不可解な影の輪郭をくっきりと浮かび上がらせた。スクリーン左そでから右そでへ、ゆっくり移動する人のような影……。

 確信した。やはりバルコニーに誰かいる。なら、一体誰?空き巣狙い?…そう思った途端、身体が勝手に震え出した。だが、その後に続く、思いも寄らない“展開”が、私をさらに震え上がらせた。

 先ほどの人影が左から右へ移動し消えていったすぐ後を、さらに、また同じような人影が、やはり先ほどと同じように左から右へゆっくり移動していった。そしてその後もまた…確か四〜五回ほど続いたと記憶している。二つの影が同時に移動していくこともあった。

 何よりも奇怪だったのは、その動き。すべての影が左から右へ移動し、消えていく。逆方向に進むものも、立ち止まるものも無い。ただただ、左から右へゆっくりゆっくり進み、消えていった。しかもここは三階の角部屋。左隣に部屋なんか無いのだ。

 時間にして2分もなかったと思う。その間私は身動き一つせず、息を殺し、その様子をただただ眺めているだけだった。

 不可解な現象を目の当たりにしながら、それでも私はその人影を幽霊とか怪奇なものとは思わなかった。それよりも、空き巣とか、人間がウチのバルコニーに勝手に侵入している可能性を考えたし、そしてその方が幽霊よりも数倍怖いことだった。

 人影らしきものが見えなくなった後も、恐怖感はそのまま持続していた。バルコニーの端にいるため影が映りこまないだけかもしれない……キリが無い恐怖と不安にいたたまれなくなった私は、当時そのマンションで同居していた兄の携帯に電話を入れた。

「窓の鍵はかかってるよね?」
「たぶん。」

「今バルコニーで音とかしてないよね?」
「うん…」

兄から、このまま電話を切らずに窓の外を見てみるように指示された。

 はじめ、その指示をなかなか受け入れらずにいた私だったが、確かにこのままでは埒が明かない。自分なりにかなり無理やりな理由付け、例えば、マンション前の電柱に工事が入っていて、作業上の理由か何かで、大家の許可を得た上で電柱からウチのバルコニーに飛び移った(今思うとかなり無理やり・笑)とか、下の道を歩いている人の影が、何らかの自然現象で三階にあるこの部屋のカーテンに映りこんだのかも、とか、例え根拠が薄かろうが何だろうが、とにかく自己満足にでも安心できる理由をできる限り思い浮かべながら、指示通り、思い切って部屋のカーテンを開けた。

 …誰も居ない。誰かがいた形跡もない。バルコニーへ出て周辺を見ても、電柱で工事もしていなければ、半径100メートルくらいの範囲にも、人の姿を確認することができなかった。いつもと何も変わらない、静かで穏やかな光景。とりあえず安心した私はそこで電話を切った。

 話はこれで終わりである。あの部屋ではそれ以降も(もちろんそれ以前も)、同じような条件で過ごすことが何度もあったが、あんな不可解な人影を見たのは、後にも先にもそれだけだ。

 今でもあの“人影”が何だったのか、正直よくわからない。自然現象なのか、怪奇現象なのか、本当に人が入り込んでたのか。ただ、あの部屋では他にも“あれっ?”と思うことが多かったことは確かだ。といっても私は霊感があるわけではないので、それも怪奇現象なのか気のせいなのか定かではないのだが(それらについてはまたの機会に)。

 ちなみに、あの不可解な人影が移動していった方向にある部屋、つまり、私が住んでいた部屋のすぐ右隣の部屋は、当時(今もかも)、あるお寺が「説教所」として使っていた。

それが “人影”と関係あるかどうかわからないが……関係あるかな、やっぱり(笑)






納涼・真夏の怪奇特集、まだまだ続くよ!



「その二」へ 進む


じみガシ万歳TOPへ

100円ルンバTOPへ