大変だぁ〜




大変だよぉぉ〜



…えーとえーと…何だっけ?…ブツブツ…あっ、

ビックリッコ町の子供が2人行方不明になったんだよぉぉ〜
なってしまったんだよぉぉぉ〜。



大変だ〜大変だよぉぉ〜……



タッタッタッタ…



はぁはぁはぁ…

あ、いたいた。黄色いポロシャツの人…


今そこで聞いたんですが、

本当なんですか?
お子さんがいなくなったって…




あ、ブルースさん…何かすみません、お騒がせして。

皆さんも、お集まりいただいて…
ご心配おかけしてすみません。



いえいえ、そんなそんな…

私たちはただ……  いや、ぜんぜんぜんぜん……


ホントにすみません。…二人ともしっかりしてるから
大丈夫だとは思うんですけどね。


ただ、あの子たちが夕食の時間になっても帰ってこないなんて
本当にありえないことなんでね。


あらっ、




………。



辰二郎さんまで来てくれたんですか!

えっ、でも何で??




おい、お前。「何で」はないだろう。



あ〜。





失礼しました、辰二郎さん。
ご心配おかけしてすみません。





……。


………。

ほら、お前がそういうことを言うから…。



何よ〜。


…あれを見ろよ。




お〜、じぃさんも来てたのかよ。えっ、でも何で?



お前の軽はずみな言動が

辰二郎さんの心を傷つけるだけでなく、さらに
ああやってイヤミなヤツに悪用されていくんだぞ。



……ビックリッコ警察は
また今日も慰安旅行に出かけちゃってるので、

私たちで心当たりを探していくしかないみたいなんです。




あいつ、無視しやがった。




で、もしよろしかったら、皆さんも手分けして
ご協力していただけたら……





はいはい、もちろん。何でも言ってください!!


ありがとうございます。ではあちらのテーブルで打ち合わせを…


“俺も協力させてもらいます”




えっ?




何でも言ってください。



きゃ〜、あれ〜?、

どっかでみたことある〜




うひょひょ!
ブルース・リー!ブルース・リー!!



あはは、いやいや、
俺はビックリッコ町の隣、ドラゴン町のタンロンといいます。

実は、ここから20キロ先にあるコロシアムまで
ちょっとした野暮用で行く途中なんですが、


先ほど、たまたまお子さん達のことを耳にしましてね。
で、ここを通りかかったのも何かの縁ってことで、
何かお役に立てたらいいなと。




きゃ〜、何ておやさしい方なの!



いやぁ、それほどでも。

あはは、参ったなぁ。




きゃ〜っ!タン様!!素敵!!



フフフ、これはいいキャラクターの登場ね。
どこかの誰かさんも心中穏やかではないはずよ。



兄さん、どうしたんだよ。何隠れてんだよ。

うるせぇな。何でもねぇよ。



ホラね。




つづきはこちら。







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