□ 生まれる順番 □





kouを生んでから3年目にして我が家にやってきてくれた赤ちゃんでしたが
たった9週を私のおなかの中で過ごしただけでお空に帰っていってしまいました。

自分がこの立場になるまでは「流産」というのは別世界の話だと思っていましたが
10人に1人の割合いで起こる事だと聞いて、そう珍しい事ではないんだと改めて知りました。
ネットで体験談もかなりたくさん読みましたが、
同じ思いや、もっとつらい思いをしながらも頑張った方達の文章に励まされながら
今日に至るまでの日々をなんとか過ごしてこれたような気がします。

病院で処置の説明を受ける際には先生に赤ちゃんの事を「内容物」と言われました。
毎日毎日たくさんの妊婦さんの相手をして、
そして私と同じような状況になった方の診察もたくさんしてるだろうから
そういう言い方になってしまうのは仕方ないのかもしれないけど
でもなんだかとっても切なかったです。
しかも1度目の手術で処置が完璧に終ってなかったようで
同じ手術を2度も受ける事になってしまいました。
2度も手術を受けるのは年に数件あるかないか、だそうです。
落ち込んではちょっと立ち直り、そしてまた落ち込み、立ち直りの繰り返しでした。



一番辛かった時に友達が教えてくれた話があります。
それを読んで、ちょっと気持ちが救われた気がしました。
皆さんにも読んで欲しいなと思ったのでここに載せようと思います。




お空の上で、たくさんの赤ちゃんが生まれる順番を待っています。
でも、順番が来る前に素敵なお父さんとお母さんを見つけました。

順番が来るのを待っていたら、そこには他の赤ちゃんが行ってしまう。
そこで、神様にお願いしました。

「まだ順番じゃないから、今行っても長い時間は一緒にいられないよ」

それでも、たとえ短い間でもお母さんと一緒にいたい。
そう思って、お母さんのところにやってきます。

そして、決められた時間が終わった時、
短い間でもお母さんと一緒にいられて楽しかった、と
とても幸せな気持ちでお空に帰って行くそうです。


著作権などの問題があるかと思ったのですが
友達も「子育て掲示板で読んだ」との事で
どなたが書かれた文章なのか分からないので
著者をご存知の方がいらしたら教えて下さると嬉しいです。





弟か妹が出来た事をkouもとても喜んでくれて、
おなかに向かって一生懸命話しかけるので
私も「お兄ちゃん〜!」と赤ちゃんのフリをしてよく相手をしていました。
お気に入りのおもちゃを見せたり、歌を歌って聞かせてあげたり・・・。
そんな毎日を楽しんでくれていたかな、幸せな気持ちで帰って行ってくれたかな。。。

お空に帰ってしまった赤ちゃんが、またいつか私のおなかに帰ってきてくれるのを
待ってみたいなって思っています。



最後まで読んでくださってありがとうございました。



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