花はさくら
今年もいよいよさくらの季節です。
毎年気象庁が3月3日に発表するさくらの開花予想の前に
隅田川にかかる永代橋のたもとにあるさくらは満開になっている。
ここはかって忠臣蔵47士があだ討ちを終えて主君の眠る泉岳寺へむけて行進を
した時に渡った橋でもあり、その時の魔術がとか勝手に想像をしていたのに、
何のことは無く早めに咲くヒカンザクラという種類でした。
気象庁のいう桜前線はソメイヨシノの開花予想で
さくらの種類は沢山あり、3月上旬から4月下旬まで楽しめるのだそうだ。
春と言えば花見。花はサクラ(日本花の会のサクラ図鑑)。
サクラの季節がやって来た。
東京でサクラを見ようとすれば上野、千鳥が淵、市ヶ谷
井の頭公園など有名なところが沢山あるが、
どこも人が多いのと、青いビニールの朝からの場所取りやカラオケが
花見気分を喪失してしまう。ああーされど花見!
今年はどこで花見をしようかな。
東京のサクラ前線(1999年) ●東京は3月24日 頃に例年より6日早く咲きそう。(3月3日気象庁発表)
|
例えば
シャンパンとグラスをもって近所の公園のサクラ並木を散歩する。
隅田川ぞいのサクラ並木を屋形船で眺める。
公園のサクラを借景にレストランで食事ができる。
などなど。
こちらまでtokyoお願いします。
穴場情報
●千鳥が淵の混雑はすごいけれど、対岸の北の丸公園からは結構空いていて見ごろ。
ただし、お店とかないので自分で持参です。
●下の図は江戸時代後期の上野の花見景色。今はこんな風雅にはいかないけれど、
ちょっと上野をはずれて寛永寺の裏手から谷中霊園までのサクラ並木を歩こう。
そして谷中霊園まで行けばここは江戸時代からの花見所。
静かに花を楽しめる。
●隅田川の墨堤の夜ザクラを船で見ることのできるお花見船が、浅草の吾妻橋から出ている。
約45分だけだが、あまり知られていないのか空いている。17時、18時、19時に
2回ずつ出ている。乗船料金は900円。問い合わせ03-3841-9178
●明治時代の隅田川墨堤のお花見を「すみだ郷土文化資料館」でジオラマにして展示。
サイバーサクラ
桜情報(タウンネットでは東京だけでなく全国のサクラ名所を紹介している。1998年度版)
レストランガイド(サクラを楽しみながら食事ができる。花を眺めながらのランチがお薦め)
東京・春便り・桜便り(日曜に2人で見るにはなどお花見ポイントを目的別に選べる実用サイト)
お花見スポット(NTT東京発ではお花見スポットやサクラのあれこれを紹介している)
京都お花見三昧(祇園.東山.衣笠.御室.嵐山.嵯峨野などの京都のサクラの名所を紹介)
荒川さくらクラブ(荒川流域のさくらの名所や荒川に関する情報が満載。荒川にさくらを育てましょう)
1998年さくら情報 今年もサクラは楽しんだでしょうか。
今年は少し早めの開花でしたが、満開になってから冷たい雨が4日も続き
満開のサクラの花の下での遊楽は難しかったみたいで。
それでも、あっちこちで観桜してきました。
花見には8種のタイプがあるそうで、
信長型戦闘花見・秀吉型ワイワイガヤガヤ花見・家康型大型独占自己中心花見の土着派
芭蕉式諸国庵行風流花見・ヤジキタ流何でも見てやろう花見・光秀型宴会闇討ち花見・
西行式サクラ狂い花見・利休式わび花見の移動派
と分類するのは嵐山光三朗氏(週間朝日`980417)。
ちなみに現在人気は秀吉型。工事用の青のシートを敷いて大勢でワイワイガヤガヤと
カラオケ、踊りとなんでもありの大騒ぎだそうです。
今年の私の花見は芭蕉式風流花見。これは1人か2人で静かに観桜。
ポケットにシャンパンかワインとグラス、吉兆のお弁当などをつめて(入らないのでバッグ)
できるだけ人のいない静かな花の下での花見でした。
春の予感が香る沈丁花、もうすぐですよと知らせてくれるコブシ、モクレン、
などの序曲を経てクライマックスのサクラの花。
サクラの宴は春の到来の喜びを知らせる。
そんな東京の花見も4月10日で終わった。
東京のサクラ前線(98年) ●4月8日は花祭り。お釈迦様の誕生日。 |
サクラの写真集の紹介
山桜に魅せられてしまった宮嶋康彦という写真家のさくらの素敵な本
を見つけました。桜のもとの旅寝というすごい贅沢をしながらカメラ
におさめたという日本全国の山桜の写真集です。
サクラの写真展のご案内
都内500カ所以上の桜の木を調査し撮影してきた、東京の桜で忘れていけない人がいる。
アマチュア写真家の瀬戸豊彦さんだ。
お弁当を広げるなら新宿御苑。並木を歩くなら国立駅の大学通りや多摩霊園。
夜桜なら千鳥が渕などなど。東京中の桜を知りつくした人である。
昨年もこの時期に板橋美術館で写真展があったが
今年は目黒区美術館で「東京の桜」写真展が3月31日から4月5日まで開かれた。
問い合わせ・03-3714-1201 目黒区美術館