賞味期限
お米には賞味期限が書いてないけど、食べどきは。

常温で結構長い間保存しておけるので、お米は生ものではないと思っている人が多けれど、お米も生きもの。だから時間とともに劣化していくのです。ほとんどの食品には賞味期限が書いてあってわかりやすいのに、お米にはそれが書いてありません。でもやはり美味しく食べる期間ってあるのです。

新米と収穫前8月のお米では味が違う。
米は一年周期で春に作付けして秋に収穫し、次の新米が出るまではそのお米を食べるわけですから、これを賞味期限とするかといえば、さらに前年のお米、前々年のお米というのもあり、保存のきく食料品であることは確かです。しかし、実際には一年間で食べるのが普通。
「新米はおいしい」とよくいいますが、この10月の新米と年が開けてからの3月、4月、そして7月、8月では味は劣化しています。これは時間経過による温度や湿度の変化ためで、少し前までは梅雨後のお米を古米といったほどです。しかし、現在は温度を15度以下、湿度は70〜80%と一定にし玄米の状態で低温保存技術が普及し、極端な味の劣化はほとんどありません。とはいっても、これは家庭に来るまでのお米の状態ですから。
精米されたお米は、家庭での保存状態によってはそれこそ梅雨の時期以降に、極端な味の低下がなきにしもあらず。

夏は10〜14日位が目安。
家庭内でのお米の保管場所といえば、それはキッチン。直射日光は入らず、まあ風通しもよく、作業動線から考えたってここしかない。密閉できる容器にし、3回に1回は米を入れる前入れ物も洗いたい。これで大丈夫です。
冬は温度が低いので、1ヵ月から1ヵ月半くらいは保存しても大丈夫。ところが温度の上昇が始まる4月頃から6月までは約1ヵ月。7月以降は10日から2週間位の期間で食べ切る量を買うようにする。しかもできれば冷蔵庫の野菜庫で低温で保存。
どの家でも1ヵ月に食べるお米の量は大体決まっているでしょうから、8月から新米の出る10月までは半分の量だけ届けてもらうようにしたい。

なに!。5kgだとお米屋さんが届けてくれない。そんな商売不熱心な
米屋は変えておしまいなさい
スーパーでもコンビニでも、2kgより5kg。5kgより10kgの方が安く買える。そりゃちょっと考えますね。難しい問題だ。それは
美味しさを優先させるか、経済を考えるかよく熟考して決断して欲しい
そしてお米の賞味期限は記載されていないけれど、
精米年月日は書いてあるのでこれは要チェックです。1週間も経っているようではあまり売れていないお店と判断します。


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